宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

(うじてんねんおんせん げんじのゆ)



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京都府南部に位置する宇治市は、
10円玉の図柄で有名な『平等院鳳凰堂』や緑茶のブランド『宇治茶』が特産品で
知らない人はいないほどですが、この地に温泉がないのが玉にキズ。

だがしかし、ここ最近宇治市大久保町の地下1111メートルで掘り当てた
『宇治天然温泉 源氏の湯』を本日は調査します。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

周辺は近鉄大久保駅の近くでかなりの市街地で、
ゆったり温泉街を満喫する雰囲気ではないですが、
温泉建屋は大きな古民家風に仕上げられたスーパー銭湯の形式です。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

暖簾がかけられた門をくぐって入場です。
靴はシューズロッカーに収納して鍵をもってフロントへ。
料金後払いでシューズロッカーキーとICチップ入り腕バンドと交換してもらう。

横長建物の手前半分が温泉エリアで、
奥半分が『紅屋』という飲食エリアとなっており、
二階はマンガを装備した休憩処となっています。

フロント前にはおみやげ品やNゲージを含むジオラマが展示され
土日のみNゲージ(電車の模型)の運転があるそうだ。
一画にはリラクゼーションやあかすり、ソフトクリームの販売もある。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

古民家風の温泉建屋はあちこち見て廻たくなりますが、
まずは温泉へ、どこにあるのでしょうか?
暖簾のかかる方向に進むとそこは温泉エリア。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

さらに畳敷きの通路を進みます。
クリスマスに向けたデコレーションはこの和風建物には不向きだなぁ〜
なんて思いながら脱衣場へ到着です。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

ブラウン系を基調とした落ち着いた雰囲気の脱衣場に
コイン不要タイプの鍵付きロッカーが並べられ
好きな場所、大きなロッカーも使えます。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

準備を整えて内湯扉を開けます。
内湯には窓際に並んだ三つの湯船、ヨモギの香りの塩サウナ、水風呂、洗い場。
天井部は梁がむき出しの古民家風でチョッピり湯治場気分です。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

露天エリアの庭園を望む窓際の三つの湯船は
左が42度設定の水深90センチの深い湯船、
中央がバブルバスで湯の消毒剤の塩素臭が少し気になります。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

右の湯船が38度設定の人口炭酸泉で、
ナノウォーター使用の高濃度炭酸1200ppm含有ということだけあって
入湯して2〜3分もすると全身に炭酸の泡がビッシリです。

この人口炭酸泉に入ったら出られません。
38度のぬる湯でストレスもなく、炭酸の効果でじんわり温まる。
隣のおじさんはいびきをかいて眠っています。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

程よく体が温まったところで露天エリアへと向かいます。
庭石や植栽が配された庭園風露天風呂には
温泉利用の大きな湯船、つぼ湯、ごろ寝処、サウナに水風呂があります。

狭い敷地にうまく配置された露天エリアの中央に
茶色く濁る温泉利用の大きな露天風呂、
まずはここから入湯します。

見た目に大きな露天風呂ではあるが、
その面積の2/3は水深20センチほどの水深で寝湯を楽しめる。
というか、沸かす湯の量を少なくするための工夫なのかな?

一部、屋根の付いた辺りが深くなっており、
そこからテレビを見ながらのんびり湯浴みを楽しみました。
幹線道路からも少し離れているためか周辺はとても静かです。

入湯した感想として、湯触りはほぼ中性に近いのか特段変化を感じません。
茶色く色付く湯は鉄の酸化によるもので、
塩分が多く含まれているため身体の芯からよく温まる湯なのです。

わずかにヨウ素(3.0mg)や臭素(17.9mg)が含まれているので、
病院で感じる赤チンに似た特異臭を感知するのであまり良い匂いではないです。
もちろん循環加温式なので塩素滅菌の臭いも気になりますね。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

スーパー銭湯によくある「つぼ湯」は信楽焼で
形状の異なる湯船が二つ設置されている。
チョット熱めの温泉利用で、循環加温式でした。

屋外にあるサウナは時間になれば団扇であおいでくれる「ロウリュウ」で
若い学生のアルバイトスタッフ3人が全身汗だくになってあおいでいたのが印象的。
サウナの苦手な私は途中で外に飛び出した。

外にあった水風呂が水深が深くとても気持ち良いですね。
外のベンチで火照った体を湯冷ましていると
スピーカーから流れてくるこの音楽は…、

げーん、げーん、源氏の湯♪
源氏の湯のテーマソングがいつまでも耳の中で余韻が残る。
お湯の印象よりもこのテーマソングの方が心に残りました。

私のここでの温泉の楽しみ方はこうである。
まずは内湯炭酸風呂で身体を存分に温める。
その後露天風呂で温泉と外気浴を楽しみます。

サウナと水風呂ででリフレッシュして炭酸風呂へ。
水風呂の一部が源泉かけ流し温泉だったら評価もアップするのにね。
スーパー銭湯のさまざまな癒し設備には脱帽します。

宇治天然温泉 源氏の湯【温泉奉行所】

最後に二階にある休憩処で少し一服。
マッサージチェアーをはじめ、マンガコーナーや
巨大な二段ベッドを感じるお昼寝スペースはなかなか楽しい雰囲気でした。

温泉に乏しい京都府南部にある貴重な温泉。
地元住民の小さなオアシス的癒しのスーパー銭湯を
大切に見守っていきたいです。

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温泉の場所 宇治天然温泉 源氏の湯の地図【温泉奉行所】
宇治天然温泉 源氏の湯の地図【温泉奉行所】


コメント 温泉の乏しい京都府南部にある貴重なオアシス的スーパー銭湯。
温泉の泉質

源泉名:宇治天然温泉 源氏の湯
ナトリウム・カルシウム−塩化物泉(中性等張性低温泉)/泉温29.1度/pH7.38/湧出量毎分37.5Lリットル(掘削・動力揚湯)/成分総計9.17g毎Kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、間接のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病
営業時間
朝風呂:5:00〜8:00(最終受付7:30)
通常営業:10:00〜25:00(最終受付24:00)
年中無休(※施設点検日を除く)
料金
入浴料:大人1000円、小人(4歳〜小学生)500円
朝風呂:大人600円(税込) 子供300円(税込)
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1、露天風呂各1、サウナあり
備品等 シャンプー、リンス、ボディーソープ、ドライヤー

連絡先

〒611-0033
京都府宇治市大久保町大竹52番地
TEL0774-41-2615
アクセス 公共機関:JR奈良線新田駅より徒歩約8分
車:京滋バイパス〜宇治西ICより約15分
駐車場 無料124台
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345

公式HP
宇治天然温泉源氏の湯
温泉情報
入湯日付 2019年12月5日(木)晴れ
 


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