湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】
(ゆばらおんせん ゆもとおんせんかん)



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湯原温泉は、あの有名な湯原ダム直下にある砂湯混浴露天風呂を起点に
湯原川に沿うように温泉宿が軒を連ね、
縦に長細い温泉街を形成しています。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

そんな温泉街の中心部にある湯本温泉館は
その建物の直下には毎分1700リットル以上という膨大な湯が湧き出す源泉を抱え
そこから各温泉旅館へと源泉を配湯しているそうだ。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

川沿いに建つコチラ湯本温泉館は横長のコンクリート造で
その建物の風体からは温泉風情や鄙びた雰囲気は微塵も感じられないが、
公共で立派な共同浴場として万人が日帰り入浴を楽しめる。

駐車場は狭小で2〜3台しか停められないが、
私は運よく空きを見つけて駐車することができました。
停められないときは河原の無料駐車場を利用してください。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

温泉街のメイン通りに面する一階部分は
左側におみやげコーナーが設けられ気楽に入場できますね。
右側に温泉施設のエントランスがあってそこで券売機にて
入湯料金600円を支払ってチケットは受付嬢へ手渡します。

入り口で靴を脱ぎ靴はロッカーへ。
館内は段差のない完全バリアフリー化となっていて
身障者やお年寄りには優しい施設です。

最近建築されたのだろうか内装や設備は申し分なく、
混浴露天風呂にトライできなかった女性陣にも受けること間違いなし。
と褒めるべきところは多数あるが、
共同浴場を愛する温泉マニアからすると少し片手落ち感ありありなのです。

浴室はいったいどこに?
なんとエレベーターに乗って2階に向うらしい。
『良泉は地階にある』のが鉄則なのだが嫌な予感が頭をよぎります。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

2階に到着、エレベータの扉が開けば右に向きを変え前進すると
ソファーやマッサージチェアーなどが並べられた休憩処を通り抜け
そのまま真っ直ぐ進みます。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

空調も良く利いた館内は快適です。
その奥に暖簾が吊るされた浴室の入り口が見えてきた。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

簡素な脱衣場にはトビラの付いた脱衣ロッカー的なものはなく、
ハチの巣状の脱衣箱のみが並べられたところを見ると
共同浴場の流れを汲んでいるのかなとも思われる。

でも安心、100円リターン式の貴重品ロッカーはありますね。
まあ、入浴時にたくさんの現金など脱衣場に持ち込まないのが盗難防止の鉄則です。
それでは準備を整えて浴室へと向います。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

この大きな施設に見合わない小さな浴室とそこに湯船がふたつ、
なんだかガッカリ拍子抜けした、というのが第一印象です。

窓からの景色はどうか…、
残念ながら窓ガラスには不可視フィルムが無造作に張り込まれほとんど見えません。
さらには温泉の重要施設である露天風呂もありません。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

砂湯の混浴露天風呂とは間逆の性格を持つコチラの温泉館、
さて、湯が湧き出る湯元の浴感はいかがなものなのか?
期待を胸に早速湯船に浸かります。

小さい湯船ながらも湯は溢れ出し贅沢な温泉気分を味わえるコチラの湯、
若干のツルスベ感にやさしい浴感がお肌を包み込んでくれるのだが、
むむっ、無色透明ほぼ無味無臭のアルカリ性温泉なのにどうも感じるあの嫌な臭い…。
ほんのり極わずかだが、滅菌に使用する塩素系の臭いを感知する。

気のせいだとも思われたが、入っているのは間違いないだろう。
市営の温泉施設は法令順守優先ということで
塩素系滅菌剤を添加せざる負えないのでしょうか。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

浴室にはサウナやジャグジーが完備されていたり、
シャンプーやボディーソープの提供もあったりと温泉が気楽に
しかも手ぶらで入浴できるとあって観光客には人気があるのだろうか?

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

そうじゃないでしょ湯本温泉館さん!
道路を挟んで向いにある『温泉寺薬師堂』には
手水鉢に溢れ出す薬湯という名の源泉が注がれ手や口を清めることができる。

湯原温泉 湯本温泉館【温泉奉行所】

その延長線上にあってほしかった温泉施設を私は期待していました。
なんだか意味不明なコメントとなってしまったが、
その薬師堂で心静かに手を合わせ今後の温泉のあり方を考えてもらいたいものですね。

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温泉の場所 湯原温泉 湯本温泉館の地図【温泉奉行所】
湯原温泉 湯本温泉館の地図【温泉奉行所】


コメント 源泉が大量に湧出する湯本温泉館は、小規模の滅菌された湯船に私の期待を見事に裏切ってくれた。
温泉の泉質

源泉名:温泉館下泉源
アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・温泉)/湧出量:1728リットル毎分

適応性 慢性皮膚病(アトピーなど)、 慢性婦人病、切り傷、やけど、糖尿病など
営業時間
10時〜23時(受付は〜22時30分)
無休(機械点検による臨時休館あり)
料金
大人600円
子ども300円
貸切風呂2100円
割引情報
入浴施設
男女別内湯1、サウナあり
備品等 ドライヤー、ボディーソープ、リンス、シャンプー

連絡先

岡山県真庭市湯原温泉23
TEL0867-62-2039
アクセス 電車:JR中国勝山駅下車、湯原温泉または蒜山高原行きバスで30分、バス停湯原温泉下車、徒歩5分
車:米子自動車道湯原ICから10分
駐車場 3台(無料)
河川敷に駐車可(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP 岡山県湯原温泉郷公式ホームページ
温泉情報
入湯日付 2014年4月1日(火)曇り


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