(ざおうおんせん かみゆきょうどうよくじょう)
温泉奉行所>山形県の温泉>蔵王温泉 上湯共同浴場 |
3月中旬だけれど、辺りは一面白銀の世界。 空から雪が舞い散り空気もピンと張りつめている。 ここは山形県蔵王温泉、遠くまで来たもんだ。 山々は真っ白に雪化粧し舞妓さんの肌のよう。 地元女性の肌はこの雪よりさらに白かった。 東北美人とはこういうことか。 さて、こう寒いと恋しくなるのが温泉。 ここ蔵王温泉は豊富に湧き出す源泉を利用した共同浴場が三軒あって 地元の方々や旅行者など誰でも利用できるそうです。 そんな風情ある共同浴場の中には 常連さんでも入れない激熱の湯船も存在するというから 早速調査開始です。 ![]() おおみや旅館の温度の低い玉子風呂でマッタリ入湯後、 旅館の目と鼻の先にある『上湯共同浴場』へ向います。 地元の方によると、 熱くては入れない共同浴場もあるらしい。 詳しく訪ねてみると『私は入ったことがないから分かりません。』 と答えにならない。 宿泊者から聞いた話をそのまま受け売りで話してるんだろう。 木造の趣きある木造浴舎は2010年に建て直された とてもきれいな木目が温泉街にピッタリマッチします。 二つある入り口は左が女湯で右が男湯です。 ![]() 入り口正面に料金箱が据えられています。 無人の浴舎ではあるがここは正直に入湯料金200円を投入し 湯を楽しみたいですね。 この上湯は温泉街の高所に位置し、 振り返ると温泉宿など町並みが見渡せて 所々湯気が立ち昇り硫黄の香りが仄かに感じられ 蔵王温泉に来たことを実感できる、そんな場所かもしれない。 ![]() さて、能書きはこれぐらいにして浴舎のトビラを開けます。 濃厚な硫化水素系のツンとした匂いと木の香りがブレンドされ 木目がきれいな脱衣場は少し狭い間取りだ。 浴室と脱衣場を隔てる透明な仕切りは 湯船まで見透かせて全体的に広く感じる構造です。 先客が出るところだったので湯の具合を聞いてみた。 『熱くなかったですか?』 『大丈夫ですよ』 湯船の縁からザザーッとあふれる浴舎内は換気のためか 隙間風がすごくて冬のこの時期とっても寒いです。 裸になって湯船へと急ぎます。 ![]() モクモクと湯気を吐き出す湯船には常時源泉がかけ流され 湯が溢れ出し流れ去ってゆく。 白く濁っているようで意外と透明度は高く 下に沈んだ白い湯の華が白濁感を演出しています。 ![]() かけ湯後、チョット熱いがゆっくり湯船にこの身を沈めます。 6人も入れば窮屈な湯船に過剰なまでもの湯が注ぎこまれた 実測温度45度前後の硫化水素系温泉は強酸性のpH1.6。 日本第二位の強酸性温泉ではあるが 若干のツルスベ感があって肌に刺激あるようには感じない。 湯底に積もった白い湯の華がパッと舞い上がり温泉気分を盛り上げてくれた。 ![]() 香りは硫化水素系のツンとする刺激のあるもので 甘い硫黄系とは明らかに違います。 湯を口に含めばレモンの様な強烈な酸味があって歯がザラザラ溶けそうだ。 ![]() 湯は熱いが湯船から出ると この外気温でスーっと冷ませてくれます。 出たり入ったりを繰り返し存分に湯を楽しませてくれた。 もっとゆっくり湯浴したいがそうはいかない。 なぜなら、湯めぐりはまだ始まったばかりだから…。 次は下湯共同浴場へ向います。 温泉評価について、 『4つ☆』と評価を下しておりますが、 これは蔵王温泉において私なりの厳しい評価です。 もちろん源泉かけ流しの素朴な共同浴場なので満点評価の対象ですが、 蔵王温泉湯めぐりにおいて甲乙付けたい私のわがまま評価です。 蔵王温泉で宿をお探しの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんや楽天を介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | 小さな共同浴場なれど湯は完全かけ流しのホンモノ。 |
温泉の泉質 |
源泉名:大湯1号源泉 |
適応性 | きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症 |
営業時間 |
6:00〜22:00 |
料金 |
大人200円小人100円 |
入浴施設 |
内湯男女各1 |
備品等 | 湯桶 |
連絡先 |
〒990-2301 山形県山形市蔵王温泉47番地 問合せ先/蔵王温泉観光協会TEL 023-694-9328 又は各宿泊施設まで。 |
駐車場 | 専用駐車場ございません。 |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345消毒なしの源泉かけ流し |
公式HP | 蔵王温泉スキー場のHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2014年3月14日(金)曇り時々雪 |
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