蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】
(ざおうおんせん かわらゆきょうどうよくじょう)


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3月中旬だけれど、辺りは一面白銀の世界。
空から雪が舞い散り空気もピンと張りつめている。
ここは山形県蔵王温泉、遠くまで来たもんだ。

山々は真っ白に雪化粧し、舞妓さんの肌のよう。
地元女性の肌はこの雪よりさらに白かった。
東北美人とはこういうことか。

さて、こう寒いと恋しくなるのが温泉。
ここ蔵王温泉は豊富に湧き出す源泉を利用した共同浴場が三軒あって
地元の方々や旅行者など誰でも利用できるそうです。

そんな風情ある共同浴場の中には
常連さんでも入れない激熱の湯船も存在するというから
早速調査開始です。

上湯共同浴場の少し熱めの温泉に浸かって身体はポッカポカ。
下湯共同浴場のぬる〜い源泉かけ流し温泉でマッタリ。
さあ、3つ目の川原湯共同浴場はどんなお湯か、
湯の町蔵王をさらに探索します。

手元の観光マップを見れば…、
この路地裏を進むと近道だなぁ?

し、しかし実際に行ってみると
積雪によって細い路地はほぼすべて消滅しています。

迂回に次ぐ迂回で身体はもう完全に湯冷めした。
結局大通りをグルリと廻りこみやっとのことで到着です。
直線距離にすると目と鼻の先なんだけど、ずいぶん時間がかかったなぁ。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

なんだかテーマパークの張りぼてセットの様な外観の川原湯共同浴場は
最近建て替えられたのかとてもきれいな施設で、
コチラも入り口料金箱に入湯料200円をチャリンと入れて入場です。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

入り口は左右に2ヶ所、左が男湯で右が女湯。
扉入り口にテープで貼られた小さな手書きの貼り紙が…。
『お湯は大変あついです。上湯か下湯を利用下さい。』

ココがうわさの激熱温泉かぁ。
「ふふふっ。そんな大げさな、たいしたことないだろう。」
すっかり湯冷めした身体をまずは温めたい。
という思いでおもむろに調査を続行します。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

中はこじんまりとした木造で木目のきれいさが印象的。
透明な仕切りの向こうは湯船が見透かせる間取りは
ほかの共同浴場と共通仕様です。

ふと頭に思い描くのは大分県別府にある鉄輪温泉の共同浴場。
あそこにもたくさんあったけか〜。

コチラ脱衣棚はかなり大き目の作りとなってとっても使いやすい。
吹き抜け感がある建物内部は風が吹きぬけ寒いのなんの。
早速準備を整え浴室へダッシュで向います。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

他の共同浴場に比べ湯船が小さめで、
お湯は透明度がかなり高く湯底にはスノコ状の板が敷かれ
硫化水素の香り漂い、湯の華の堆積もかなりのもの。

このスノコの隙間から足元湧出するまさにホンモノ温泉を今からいただきます。
かけ湯をしようと桶を持って手を湯船に付けた瞬間
『あつっ!』

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

持参した温度計を湯船に入れて様子を見ていると軽く50度を超えてきたぞ。
結局温度は51.7度と極熱温度の湯船は足首まで浸けただけであえなく終了。
湯を混ぜても混ぜても一向に温度は変わりません。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

当然です。
ここは足元から源泉が湧き出すのですから…。
壁をはさんで男女との湯船はスノコを介してつながっている構造ではあるが、
強酸性で超高温泉ではさすがの温泉サムライもダルマ状態。
手も足も出ません。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

ここはおとなしく退散ということで
冷え切った身体を温めることなく湯小屋をあとにした。
小屋の裏には廃湯と思われる湯の川が流れ気持ちよさげだ。
この湯の川でもいいから入ってみたい…。

蔵王温泉 川原湯共同浴場【温泉奉行所】

源泉温度は48.1度と成分表に書かれてはいるが、
その湧出温度自体変わってしまったのでしょうか?
残念無念、冷えた身体で次に向ったのは
『源七露天の湯』本日湯巡り最後の日帰り入浴施設です。

温泉評価について、
『3つ☆』と評価を下しておりますが、
これは蔵王温泉において私なりの厳しい評価です。

熱すぎて入れなかったことを考慮しました。
もちろん源泉かけ流しの素朴な共同浴場なので満点評価の対象ですが、
蔵王温泉湯めぐりにおいて甲乙付けたい私のわがまま評価です。


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温泉の場所 蔵王温泉 川原湯共同浴場の地図【温泉奉行所】
蔵王温泉 川原湯共同浴場の地図【温泉奉行所】

コメント 小さな共同浴場なれど湯は完全かけ流しのホンモノ。でも熱すぎ〜
温泉の泉質

源泉名:川原湯共同浴場源泉
泉質:酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉(低張性酸性高温泉)/泉温48.1度/pH1.45

適応性 きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、糖尿病、高血圧症、動脈硬化症
営業時間

6:00〜22:00

料金
大人200円小人100円
入浴施設
内湯男女各1
備品等 湯桶

連絡先

〒990-2301
山形県山形市蔵王温泉川原43-3
問合せ先/蔵王温泉観光協会
TEL 023-694-9328 又は各宿泊施設まで。
駐車場 専用駐車場はございません。
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345消毒なしの源泉かけ流し
公式HP 蔵王温泉スキー場のHP
温泉情報
入湯日付 2014年3月14日(金)曇り時々雪


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