(ぜんつうじだいしのさとゆおんせん ぜんつうじしゅくぼういろはかいかん)
温泉奉行所>香川県の温泉>善通寺大師の里湯温泉 善通寺宿坊いろは会館 |
四国といえば、 八十八のお寺を巡るお遍路さんで有名ですが、 その中のひとつ、弘法大師生誕の地に建つ七十五番札所善通寺には、 知る人ぞ知る温泉「善通寺大師の里湯温泉」があるというので訪れました。 ![]() お寺へは JR善通寺駅から西へ真っ直ぐ延びる道を進むと突き当たるということで、 夏の暑い最中ではありますが、 駅からうどん店巡りなんぞしながら歩いて向かいます。 ![]() まず一軒目のうどん店はセルフ式の「こがね製麺所」 ![]() 店内は観光客にもわかりやすい表示や雰囲気作りもぬかりなく好印象。 トッピングのイリコのかきあげが目に映ります。 初体験ながら食べてみると、 歯ごたえがあって味わい深く、 うどんのだしに浸せると少し軟らかくなって食べやすい。 ![]() かけうどん小とぶっかけうどん小を注文し食べ比べ。 うどんは大変コシがあって角が立ちイリコ出汁も良く利いて満足です。 ![]() 続いて二軒目の「清水屋」セルフ店ながら料金は後払い。 牛肉と温泉タマゴをトッピングした肉玉ぶっかけが人気ということですが、 あまりの暑さに冷やしうどんを注文。 ![]() 麺をゆがく間少し待ったが、 細麺ながら力強いコシと若干の柔らかさを感じるうどんは手打ちがなせる技なのか、 なかなかいける。 (清水屋は現在高松市へ移転した) 満腹のお腹を抱えてあともう少し善通寺までの道のりを額に汗して歩きます。 あまりの暑さで気が遠のいてゆく。 ![]() ふと気が付くと、 天使のような白装束に包まれた美人が私の前に立っています。 辺りは線香の香り漂い、坊さんの読経が心地よく響きわたる清浄な場所に着いていた。 ![]() とうとう黄泉(よみ)の国へと昇天したかと思いきやどうも様子が違います。 周辺はギラギラ輝く太陽に突き刺すようにそびえたつ五重塔や金堂は、 古い寺院の伽藍配置を形成しています。 この猛暑で気が遠くなってごらんの様な情けないありさま。 私の心の弱さからこの理不尽な世の中から逃避するため訪れた善通寺。 導かれるままに到着していたのです。 コチラには境内から掘り当てたありがたい温泉が愉しめるということで、 みなさまだけにコッソリご紹介しますね。 ![]() 古めかしい重厚感のある寺院とは真逆の、 真新しい白亜の宿坊は境内の一角にあって、 私の様な一般人や観光客なども快く受け入れてくれる。 ![]() 建物は宿坊や寺務所として利用されその立派さには驚かされた。 玄関の自動ドアが開くと中は空調の良く効いた快適空間。 うーん生き返ります。と同時に女性の方が受付へと案内してくれた。 ![]() 宿泊料金は前払いなのでその場で支払い宿坊へと足早に向います。 待望の温泉は16時から開放されるということでしばし浴衣に着替えてひと休み。 布団を敷いて寝るもよし、館内を探索するもよし、 御影堂へ行って修行するのも良いだろう。 ![]() 宿坊は六畳一間の畳敷きで、 最新型個別空調を備えた快適な空間。 しかし、テレビなし部屋の鍵なしの特異な部屋ですが、 これもまた修行の一環か? ![]() 16時まで布団の中で夢を見ながら瞑想していた私は 熱射病気味の重い身体にムチを打ち、 時間通りに浴室へ向かいます。 ![]() 赤い絨毯で敷き詰められた館内を 浴室へ向って歩いてゆきます。 ありました温泉暖簾『大師の里湯』 ![]() 日帰り入浴の利用はしていない 宿泊者のみの利用とあって本日ほぼ貸し切り状態。 暖簾をくぐると 西日の当たる脱衣場はとても暑く、 調子が悪そうな空調機がもの悲しげに音を立てていた。 ![]() 脱衣かごのみで貴重品の取り扱いには注意ですね。 浴衣を脱ぎ捨て浴室の引き戸を開けます。 ![]() 浴室は洋風の落ち着いたタイルを基調とした浴室で 二つの湯船があるが奥の湯船には湯が空っぽだ。 ![]() カラの湯船に意味があると観て入ってはみたものの 修行不足の私にはやっぱり何にも感じません。 ![]() 湯船に満たされた湯は無色透明の冷泉を沸かし循環濾過しているが、 滅菌のための塩素剤の臭いは幸いほとんど感じない。 入湯するとわずかなつるスベ感が身体を包み込んでくれる。 ![]() 実測温度41.8度、 ラジウムをわずかに含有するこの霊泉に身をゆだねれば、 遠くいにしえの弘法大師に思いを馳せつつ、 けがれた身体と魂が浄化されてゆくような気がした。 ![]() ゆったり温泉を堪能した後は夕食です。 精進料理的な質素で素朴な夕食をイメージしていたが、 洋食を中心とした料理は宿坊で提供されるものとしてはかなり充実していると思う。 ![]() 広い食堂にはチープなテーブルとイスが整然と並べられ、 正面にはお寺の庭が全面に見渡せてのんびりと食事を楽しむことができました。 次の日の朝5時半から御影堂で朝のお勤めで座禅を組むということですが、 残念ながら私は参加することができませんでした。 (寝坊したんじゃないですよ) ん、今廊下ですれ違った女性は…、 境内で見た天使様?あっそうなのか。 彼女は四国八十八箇所を巡るお遍路さんだったのですね。 ![]() ここまで読んで頂いた皆様にだけお伝えします。 こんぴら温泉へお泊りをご検討されている方は じゃらんnetにおいて無料で空室確認ができる機能がお勧め。 煩わしい電話での問い合わせは気が引けるあなたにお勧め。 宿泊料金も正規料金よりお安く泊まれる特典も掲載されるなど 私はいつも確認してから宿泊予約しています。 時には 楽天トラベル(湯元こんぴら温泉華の湯紅梅亭) においても格安プランや 高還元ポイントがゲットできるのであわせてチェックしましょう。 |
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | 善通寺境内から湧き出す霊泉にこの身を委ねれば、けがれた身体を浄化できる。 |
温泉の泉質 |
源泉名:善通寺大師の里湯温泉 |
適応性 | 神経痛・筋肉痛 |
営業時間 |
12月25日〜1月5日の間は宿坊を休業 |
料金 |
1泊2食(夕食・朝食)5800円(税込み) 日帰り入浴なし |
割引情報 | |
入浴施設 |
男女別内湯各1 |
備品等 | 浴衣、ドライヤー、ボディーソープ、リンスインシャンプー、タオルなし、洗面具なし、サウナなし |
連絡先 |
〒765-8506 香川県善通寺市善通寺町 3-3-1 電話0877-62-0111 FAX0877-62-4302 |
アクセス | 車:四国横断自動車道 善通寺インターより約10分 電車:JR善通寺駅より徒歩約20分。タクシー約3分。また、市民バス(無料)を利用して約8分(バス停「まんでがんプラザ」下車し徒歩3分)です。 |
駐車場 | あり |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | 善通寺いろは会館のHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2012年7月27日(晴れ) |
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