会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】
(あいづにしやまおんせん たきのゆ)



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2022年の夏休み『新潟、福島、栃木の混浴温泉を求めて』をテーマに
3泊目の宿泊地に選んだ温泉地は、福島県『会津西山温泉 滝の湯』
コロナオミクロン株も下火になってきたので作戦決行だ。

二泊目の宿『駒の湯山荘』をチェックアウト後、
JR只見線沿いを走る国道252号線を福島県に向かってドライブ。
国道沿いに点々と存在する秀逸な共同浴場へ順番に入湯しながら…、

夕方頃に会津西山温泉へと到着します。
会津西山温泉街は滝谷川沿いに数軒の温泉宿が点在する小規模温泉街。
日帰り入浴はどこの旅館もほぼ休止中で温泉街はヒッソリしていた。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

旅館滝の湯を選んだ理由は、そこに混浴があるから。
車を玄関前の駐車場へ停めて、荷物をまとめ、
入館準備を進めます。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

ふっと気が付くと、隣の車の上に温泉ネコがお出迎え。
とっても人懐こい温泉ネコはコチラ旅館のマスコット的な存在だ。
ねことじゃれあうのもそこそこにして、

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

ここ会津西山温泉の発見は養老元年(717年)と云われ、
8つの源泉が湧き出る湯量豊富な温泉地。滝の湯の創業は明治32年(1899年)、
滝の湯と荒湯の2種類の源泉を引湯利用しているそうだ。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

呼び鈴を鳴らせば奥から女将さんが対応してくれた。
ショートヘアーが良く似合うかわいい系の女将さんは、
宿のこと温泉のこと、丁寧に説明してくれました。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

トイレ、バスなし、広縁、踏込ありの八畳のお部屋は
一般的な古い旅館の間取りだが、トイレが部屋にないのが不便です。
お茶請けに会津藩物語のゴーフレットが提供されていた。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

窓からは滝谷川が一望できてゆっくりとした時の流れを楽しむことができる。
さて、会津西山温泉には日帰り入浴施設『せいざん荘』があります。
当初入浴を予定していたが、旅の疲れで割愛させていただいた。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

旅館の浴衣に着替えて当館浴室へと目指します。
フロント右奥から下へ続く階段を降りると浴室があります。
まずは混浴露天風呂から調査を進めます。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

階段を降り切ったところにある男女別内湯の入り口と、
混浴露天風呂の入り口が三つ並ぶようにあります。
チョッと殺風景なのが残念なエリアではあるが…、

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

屋外にある脱衣場は男女の区分はなく共用で、籠があるのみ。
袂に掲示された温泉分析書を読んでみると、
源泉名:『荒湯』の含硫黄‐ナトリウム‐塩化物温泉(硫化水素型)が投入されている。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

亀の甲羅のような形状の混浴湯船に
淡いうぐいす色した湯がサワサワと少量ながらのかけ流し。
上品な硫化水素の香りが辺りを漂います。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

実測温度42.3度の湯船には白くて大きな湯の花が大量に舞っており、
湯船に浸かれば強い火薬の香りが印象的なお湯である。
肌触りも良く刺激が少なく心地良いのであります。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

注がれる湯の温度は実測59.4度と高温のため、
豪快なかけ流しができないのが残念ですね。
川の対岸には糸のように細い一条の滝が素敵です。



浴舎の袂にある湯船なので野趣感に欠けますが、
川のせせらぎと滝から流れ落ちるしぶきを望みつつ、
のんびりこの湯を愉しみます。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

続いて男女別浴内湯へ場所を移します。
旅館の浴室というよりは、共同浴場の入り口という雰囲気があり、
装飾などなく殺風景で傍らに放置された清掃道具はNGです。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

木目のきれいな脱衣場には篭のみの大変シンプルな構図で、
コチラも共同浴場を彷彿します。
秘湯感を演出しているのでしょうか。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

露天風呂と同じ『荒湯源泉』利用の男湯(左浴室)は
無色透明の源泉かけ流しで提供されている。
大きなガラス窓からは『滝の湯源泉』を渡しているパイプの橋が見えますね。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

実測温度は41.9度と適温に調整された湯船は、
白い湯の花が舞い踊り淡い硫化水素の香りが鼻をかすめます。
源泉が注がれる湯口に鼻を近付けると強い火薬の香りがすばらしい。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

注がれる湯の温度は実測58.1度。
湯口に近いほどに湯船の温度は熱くなる。
源泉は素手では触れない高温なので火傷には注意しましょう。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

湯船に浸かってのんびりするも、すぐに夕食の時間です。
食事会場は1階の大広間、閑散とした会場での食事は寂しいですね。
さて、夕食は地元の食材を使った山のメニューだ。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

会津特産の車麩ははじめて見た料理。
あっさりとした味付けではあるが味はやはりお麩なのです。
続いての特産品は…、

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

奥会津特産品の金山赤かぼちゃを使用した天ぷら。
駒の湯温泉でランの先生から教えてもらった巨大な赤かぼちゃ。
糖度が高くて甘みが強くマッタリした食感だ。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

食事を終えて部屋に帰ればお布団が敷かれています。
楽しい時間はすぐに経過し、もう寝る時間。
本日お会いした人や数々の温泉を胸に刻んで布団に入りました。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

次の日の朝、男女の入れ替わった内湯へ朝風呂を愉しみます。
右側浴室には対岸にある『滝の湯源泉』ナトリウム-塩化物温泉が利用されている。
ヤッパリ朝から温泉に浸かれるのは幸せですね。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

湯船の実測温度は44.3度と少し高めだが、ストレスなく湯船に浸かれます。
硫酸イオンを含有する塩化物泉で白い湯の花はなく、
荒湯源泉とは違ったサラリとした浴感だ。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

湯口からは実測66.9度の高温泉が常時注がれて、
湯船は常に新鮮なお湯が完全かけ流し。
朝からタップリ滝の湯源泉を堪能できました。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

7時30分から朝食、会場は夕食と同じ1階の大広間です。
質素ながら品数の多い朝食は食欲が増進します。
川魚の甘露煮は明朝の『幕川温泉 水戸屋旅館』でも提供されました。

会津西山温泉滝の湯【温泉奉行所】

もう一度、混浴露天風呂へ赴き最後の入湯を愉しみました。
湯上り後、宿の周辺を散歩して辺りの景色を目に焼き付けて、
四泊目の温泉地 幕川温泉『水戸屋旅館』へと向かうのでした。

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温泉の場所 会津西山温泉 滝の湯の地図【温泉奉行所】
会津西山温泉 滝の湯の地図【温泉奉行所】

コメント 二種の源泉を利用した混浴の宿。。
温泉の泉質

源泉名:荒湯/泉質:含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉(低張性‐中性‐高温泉)/源泉温度71.0度/6.5pH/湧出量170リットル毎分(動力揚湯)/成分総計2.973g毎kg

源泉名:滝の湯/泉質:ナトリウム-塩化物温泉()/源泉温度79.4度/7.2pH/湧出量リットル毎分()/成分総計g毎kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、など
営業時間
チェックイン15:00
チェックアウト10:00
日帰り入浴時間10:00~16:00
料金
日帰り料金大人:600円 小人:300円(現在休止中)
素泊まり(楽天トラベル
一泊二食付き~(楽天トラベル
割引情報 【じゃらん】国内25,000軒の宿をネットで予約OK!2%ポイント還元!
入浴施設
男女別内湯(各1)、混浴露天風呂(1)19:00~21:00を女性専用時間
備品等 シャンプー、リンス、ボディーソープ

連絡先

〒969-7321
福島県河沼郡柳津町砂子原長坂829番地
Tel./Fax. 0241-43-2311
アクセス 電車:JR只見線 滝谷(たきや)駅又は、会津柳津駅 下車タクシー10~15分(要予約)
車:東北自動車道坂下ICから約30分。
携帯電話
インターネット環境
携帯圏内、Wifiあり
駐車場 無料駐車場あり
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(源泉かけ流し)
公式HP 会津西山温泉滝の湯公式HP
温泉情報
入湯日付 2022年9月28日(水)曇り~9月29日(木)晴れ


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