(あたがわおんせん たかみほてる)



温泉奉行所静岡県の温泉>熱川温泉 たかみホテル

2020年はコロナウイルスの流行り年。
ツアーに行くか行くまいか、思案した挙げ句に決めました。
恒例『温泉文化を探るツアー2020』出発です。

ツアー2日目は朝から生憎の雨模様、
昨日の宿だった金谷旅館を雨に濡れながらの出発です。
下田温泉を経由して目指すは『熱川温泉たかみホテル』

熱川温泉は、海岸から続く谷状の傾斜地にある小さな温泉街ですが、
傾斜地のあちらこちらから源泉井戸の湯気が立ち昇る。
狭小な温泉街には19軒の温泉宿が軒を連ねてるそうだ。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

『たかみホテル』はそんな傾斜地の温泉街の一番上にあって、
国道135号線沿いにあるのでアクセスは簡単。
混浴の露天風呂からは絶景のオーシャンビューが楽しめという。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

旅館前にある駐車場へ車を停めてイザ入場です。
入り口でスリッパに履き替えフロントにて入湯料金を支払います。
電気が消されたフロント前は薄暗いが外からの光が眩しいです。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

下階に続く旅館建物の先にある浴室へ階段を下りて向かいます。
敷き詰められた赤いじゅうたんは日焼けし、
壁に掛けられた古写真とコラボして歴史を感じます。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

電気が消され薄暗い館内を結構歩いた感じ、
誰も見当たらなく心細くなるが、なんとか露天風呂入り口に到着です。
入り口前に貴重品ロッカーがありますね。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

露天風呂入り口の扉を開けると屋外屋根付き下り階段がさらに続きます。
植栽がビッシリ生えている隙間から熱川温泉の街並みや
咲き誇る河津さくらの花が垣間見えています。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

男女共用の脱衣場はこじんまりとした空間で、
小さな衝立があるが男女の仕切りはこれだけなのかな?
なんて思いながら入浴準備を進めます。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

露天エリアへ出ると四角い岩風呂がひとつ、
無色透明の湯を溢れさせ私を迎えてくれた。
空からは冷たい雨粒が湯面に打ちつけ小さな波紋となっています。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

雨が降ったり陽が差し込んだりと本日は狐の嫁入りか?
誰もいない露天風呂へ入湯します。
実測温度は42.9度と程よい温度で温泉を堪能できます。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

少し向こうは晴れてるのにここは雨、
普段の行いが災いを招いているのか?それはこの温泉で洗い流して…。
塩分を感じる温泉はほぼ無臭に思います。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

湯船の脇に咲く『ブーゲンビリア』の花を愛でつつ、
眼下に広がる熱川温泉街を眺めつつ、
ゆったりのんびり温泉を愉しめる。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

まさに『温泉天国』の混浴露天風呂、
誰もいないので混浴も何もないけれど、
近年、混浴温泉が消滅する中貴重な存在なのです。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】
熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

コチラの露天風呂では
インターホンで注文すれば湯船に浸かりながらお酒を頂けるらしい。
お好きな方、のぼせない程度に嗜んではいかがでしょうか。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

露天風呂を出て一度服を着てから館内へ戻ります。
館内廊下を再び歩いて内湯『見晴風呂』に到着です。
それにしても文字の活字がレトロ感出てますね。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

藍染の暖簾をくぐるとそこは脱衣場です。
昭和チックなレトロ脱衣場空間で再度の入湯準備、
青い敷物がとても清潔に保たれているのが印象的。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

内湯のドアを開けると温泉の湯気に満たされ辺りがボンヤリしています。
これまたレトロな空間は過去にタイムスリップした錯覚に襲われる。
湯船に引き込まれるようにして入湯します。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

実測温度は43.0度と少し熱いが温泉成分によって熱さは和らぎます。
湯に含まれる塩分によって体の芯から温まるのため、
額からの汗がとめどなく流れてきます。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

ヒツジのようなモコモコ湯の華つき温泉蛇口からは、
実測温度53.4度の源泉と思わしき湯が木桶を介してかけ流し。
サワサワと湯の流れる音だけが内湯空間に響いています。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

混浴の露天風呂とは違ってコチラは男女別浴の内湯。
雨にも濡れることなく、男女とも身体を洗ったり、
異性の目を気にせずゆっくり温泉を愉しむなら内湯ですね。

熱川温泉 たかみホテル【温泉奉行所】

湯上り後、フロント前ロビーからの景色を眺めに行くと、
今頃スッキリ晴れてきた。相模湾がとってもきれい!
やっぱり私の悪行三昧が天気に災いを与えているに違いない。

次回は宿泊でのんびり湯を愉しみたい『熱川温泉 たかみホテル』
景色を眺めて心静かに穏やかに、
本日の温泉宿『伊東温泉 陽気館』目指して再出発です。


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温泉の場所 熱海温泉 たかみホテルの地図【温泉奉行所】
熱海温泉 たかみホテルの地図【温泉奉行所】


コメント 熱川温泉街を一望できる露天風呂は、今では珍しい混浴温泉だ。
温泉の泉質

源泉名:混合泉(熱川、北川、6号、9号、29号)/泉質:ナトリウム-塩化物・硫酸塩温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)/泉温82.8度/pH8.5/成分総計2.872g毎Kg

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え症、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病、動脈硬化症など
営業時間
日帰り入浴9:00〜17:00
料金
1人700円
フェイスタオル販売300円
バスタオルレンタル300円
割引情報
入浴施設
男女別内湯各1、混浴露天風呂1
備品等 ドライヤー、リンスインシャンプー、ボディーソープ

連絡先

〒413-0302
静岡県賀茂郡東伊豆町熱川
TEL:0557-23-2255
FAX:0557-23-1529
アクセス 電車:伊豆急行線 伊豆熱川駅より徒歩約10分
車:東名厚木ICから約2時間)
駐車場 無料、あり
お気に入り度
塩素消毒臭度   0 源泉かけ流し
公式HP たかみホテル公式HP
温泉情報
入湯日付 2020年2月13日(木)雨のち晴れ



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