元箱根温泉 箱根高原ホテル【温泉奉行所】
(もとはこねおんせん はこねこうげんほてる)



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2020年はコロナウイルスの流行り年。
ツアーに行くか行くまいか、思案した挙げ句に決めました。
恒例『温泉文化を探るツアー2020』出発です。

ツアー3日目は好天に恵まれ朝から意気揚々。
二泊目のお宿伊東温泉『陽気館』にて女将さんの丁重なご挨拶を受けて出発、
途中ちょっと寄り道、熱海にて絶滅しそうなある施設へと向かいます。



その施設とは『熱海秘宝館』
ひと昔前は別府や伊勢にもありましたが…、
好奇心と社会見学を兼ねて訪れてみました。

何度も行って楽しめる場所ではないですが、
内容的に単純で分かりやすく、大人の私も面白かったですよ。
女性のお客さんの多さにチョッとビックリしましたが。

熱海温泉は日本三大温泉と呼ばれるほどの大温泉地。
無数の旅館や入浴施設がありますが、
その中のひとつ『熱海温泉山田湯』にて湯を楽しみました。



熱海温泉からさらに北上し十国峠レストハウスに到着します。
有名なケーブルカーには乗らず、
ここからの富士山の勇姿を存分に堪能します。

短時間の休憩後、カーナビ便りに芦ノ湖方向へ向かいます。
20年ほど前にも訪れたことがある芦ノ湖は四方を山に囲まれたカルデラ湖。
箱根火山の中にある湖は湖底からの湧き水が水源らしい。

目指す箱根高原ホテルは芦ノ湖の湖北部にあるので、
芦ノ湖スカイラインをさらに北上します。
道路は箱根火山の外輪山上を走るワインディングロード。



時折見せる富士山や芦ノ湖の景色はとても美しく、
標高1030メートルの杓子峠や三国峠からの富士山は絶景だ。
寄り道ばかりで目的地になかなか到着できませんね。

さて、箱根温泉と称される温泉は、
箱根町にある温泉の総称で『箱根二十湯』もの温泉地が散りばめられ、
その源泉数は約350箇所と多く、旅館の軒数や年間旅行者数は日本一だそうです。

今から向かう元箱根温泉は、
標高800m前後の湖尻高原に開発された温泉地で、
オシャレなホテルが立ち並ぶ温泉街だ。



カーナビ:「まもなく目的地に到着します。」
目の前に現れたのは鉄筋コンクリート造の三階建て、
古さは感じるが、しっかりリフォームがなされたリゾートホテルだ。



近鉄グループホールディングスが運営するコチラホテル、
接客がすばらしい従業員さんに問うてみた。
『中国人のお客さんは多いですか?』

女性スタッフ:『先週までたくさんの中国人客が来ていましたが、
渡航制限があってからパッタリ来なくなりました。
新型ウィルスが怖いですぅ~。』

なんてお話をしてたのが2020年の2月、
今じゃぁ(2021年)日本国内いや世界中がウィルスに汚染されてしまった。
本当に怖いですぅ~。



浴場は階段を降りたところにあって内装はとてもきれい。
リフォームされてからまだ間がないのか新品の香りが漂っております。
期待が膨らむ温泉へ調査開始!



ブラウン系で統一されたロッカーや床がシックでおしゃれな空間。
お昼間のホテルは宿泊者がいなく、1300円の日帰り入浴料金も相まって
日帰り入浴者もいないので、ほぼ貸し切り状態で温泉を愉しめそうだ。



大浴場『乙女湯』の内湯扉を開けると、窓際に二つに仕切られた変形湯船と
スタイリッシュな洗い場が装備され、
湯から立ち昇る温泉湯気が程よく空間に充満していた。



HPには『カルシウム、ナトリウム、マグネシウムがバランスよく混ざっており、
陽イオン、陰イオン各々の主要3成分が過不足なく入った温泉は、
 「温泉の女神の見事な調合」と言われております。』

この温泉は陽イオンと陰イオンの主要メンバーが
全て20%以上に調合された温泉で他では余り見られないとのこと、
それでは手前の湯船から入湯です。



淡い笹濁りの湯からは仄かな温泉由来の鉱物の香りと、
茶色で細かな湯の華が舞っている湯はかけ流して提供されている。
実測温度43.1度でサラリとした浴感は、pH7.1の中性の温泉だ。



泉質は『ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉』
(低張性-中性‐高温泉)で源泉温度は55.5度の自家源泉だ。
右側の大きな湯船に移動して、



実測温度が40.5度と温めではあるが良く身体が温まる。
小さい湯船を35度ぐらいにして冷温交互浴なんてできると最高なんですがね。
遊離炭酸が213ミリグラム含有ということで血行も促進されます。



浴室内の湯気でのぼせてきたので露天風呂へ、
『満天の湯 月』と名付けられた露天エリアは緑豊かな庭園風呂。
夜間に入湯すれば満天の星空が楽しめるのでしょうか。



露天風呂は内湯との源泉とは別源泉で泉質は単純温泉、
ほぼ無色透明の湯は循環式とかけ流しで提供されているように思います。
いや~やっぱり屋外で楽しめる温泉は気持ちいい~



掘削深度1000メートルからくみ上げたpH8.1の湯は、
重曹成分から構成された若干ツルスベ感のある温泉だ。
実測温度42.8度で湯からは塩素系滅菌剤の臭いを感知します。



手元の資料によると、2017年4月にリニューアルしたというコチラのホテル、
外観からは予想だにしないフレッシュさに驚きを感じました。
ホテル全体、静かで清潔感があってスタッフの対応もいい。



休憩処には無料のウォーターサーバーや
館内Wi-Fi接続サービスもあってとっても満足。
家族で宿泊したりカップルのデートスポットには最適ではないでしょうか。



館内は意外と段差も多く入り組んだ構造で、
昔の間取りを感じさせるが、逆に飽きがこなくて楽しくなってくる。
そんな温泉サムライの感想でした。

次に向かったのは箱根にある景勝地『大涌谷』
女性スタッフいわく、専用駐車場はいつも満車で駐車待ちの車の行列ができるらしい。
だが、この日(2020年2月)は半分ぐらい駐車スペースが開いていました。

箱根大平台温泉 姫之湯【温泉奉行所】

2019年5月には火山活動の活性化により立ち入り規制がなされていたそうな。
立ち込める硫化水素の濃度によって避難しなければいけない時もあるという。
黄色いイオウや噴き出す噴気の音や臭いがスゴイです。

次は『箱根大平台温泉』へ向かいます。

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温泉の場所 元箱根温泉 箱根高原ホテルの地図【温泉奉行所】
元箱根温泉 箱根高原ホテルの地図【温泉奉行所】


コメント とってもきれいなホテルにある二種の異なった泉質は、なんと自家源泉の湯が楽しめる。
温泉の泉質

源泉名:元箱根26号(箱根高原ホテル自家源泉)/泉質:ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉 (低張性-中性‐高温泉)/泉温55.5度/pH7.1/成分総計1.708グラム毎kg

適応性 冷え性・リウマチ・神経痛・疲労回復など
営業時間
11:00~16:00(15:30受付終了)
不定休(要確認)
料金
大人1300円
小学生650円
フェイスタオル付・バスタオル貸出有料(200円)
割引情報
ニフティ温泉に割引クーポンあり
入浴施設
男女別内湯各1、男女別露天風呂各1
備品等 シャンプー、リンス、ボディーソープ
Wi-Fi あり

連絡先

〒250-0522
神奈川県足柄下郡箱根町元箱根(湖尻)164
TEL:0460-84-8595 FAX:0460-84-9488 
アクセス 電車:箱根湯本駅下車、バス乗車箇所3番乗り場より箱根登山バス、湖尻・桃源台行き(T系統)に乗車(どちらでも可)『白百合台』バス停下車(約40分)
車:御殿場ICから国道138号線箱根方面へ約17キロ(約20分)
駐車場 あり(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345:露天風呂(一部循環)
012345:内湯(かけ流し)
公式HP 箱根高原ホテルの公式HP
温泉情報
入湯日付 2020年2月14日(金)曇り



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