湯の川温泉 永寿湯【温泉奉行所】
(ゆのかわおんせん えいじゅゆ)



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日の出湯で熱い湯の洗礼を受けた私は、
当初の目的地であった永寿湯を再び目指し歩き出した。

湯の川温泉 永寿湯

AM6時15分、辺りは夜が明けすっかり明るくなっていて
湯の川温泉郷の町並みもやっと見渡せる。
2007年夏に宿泊した「平成館海羊亭」の前だ。

湯の川温泉 永寿湯

道中、温泉街に流れる松倉川は若干凍結している所もあるが、
温泉宿から排出されるあたたかい温泉排水の近くには
カモが気持ちよさそうに湯浴みしていた。

慌しい温泉めぐりの中、
かわいらしい風景にホッと心和ませてくれる。

永寿湯は湯の川温泉郷の中心地にあって
聞くところによると北海道で湯舟の温度が一番熱いと
じゅん☆奉行様にご教示していただいた気になる温泉銭湯だ。
もちろん完全かけ流し。

湯の川温泉 永寿湯

日の出湯から徒歩10分ほどで「永寿湯」に到着した。

四角い旅館風の建物で、
前面には駐車場もあって銭湯というよりもちょっとした
温泉旅館のような雰囲気もある。

玄関は北海道らしい2枚の引き戸、
引き戸を開けて玄関口には券売機がある。
入湯券420円を購入し靴を脱いで受付のお嬢さんに券を渡した。

湯の川温泉 永寿湯

温泉サムライ:「以前は5時からの営業でしたよね、営業時間かわったんですか?」
お嬢さん:「昨年(2008年)の4月から朝6時に変更になりました」
ということでした。

湯の川温泉 永寿湯

受付前には大きな液晶テレビとイスやテーブル、
ソファーなどが設置されていて湯上り後に
ゆっくり休憩できるスペースが確保されていた。

さすがにゴロ寝できるところはないが、
ゆっくり寛ぐことができそうだ。

湯の川温泉 永寿湯

さて、男湯の暖簾をくぐります。

湯の川温泉 永寿湯

比較的広い脱衣場できれいに清掃され清潔だ。
鍵つきロッカーもあって最近のスーパー銭湯にも
引けを取らないものとなっていた。

服を脱ぎ浴室へと進む。
引き戸を開けると前面に洗い場が目に飛び込んでくる。
白いタイルが全面に張り詰められていて、
湯舟から立ち上がる湯気でさらに白く目に映る。

湯の川温泉 永寿湯

やや小さ目の浴室ではあるが、
奥の壁際に同じ大きさの湯舟が3つ並んでいた。

左奥から「高温」の湯舟、
中央に「中温」の湯舟
右端は「低温」の湯舟となっていた。

湯の川温泉 永寿湯 湯の川温泉 永寿湯


まずは右端の「低温」の湯舟から入湯するが、
これが結構熱い。
実測48.3度あって決して「低温」ではない。

先客の方に話を伺ったが
今日はちょっと熱いめだと言いながら
水の蛇口を開けて温度を下げていた。



湯に浸かるときの「お願い」
アア ハズカシイ
よく注意書きを読んでお入り下さい。

湯の川温泉 永寿湯

湯舟壁際には飲泉できるように
1合升が置かれていたので飲泉すると、
日の出湯のものとは塩の加減がちょっと違うようです。
永寿湯の方が塩分控えめといった感じで飲みやすい。

ゆっくり味わうまもなく湯の熱さで外に飛び出した。

中央の[中温]湯舟に挑戦です。
入湯する前に温度を測ると実測なんと50.5度!
熱い湯に慣れてきたとはいえ50度オーバーの湯はさすがに熱い。
ゆっくりと湯に首まで浸かるが10秒が限界だ。


湯の川温泉 永寿湯
注意書きには
「あまりぬるくしないでお入り下さい。」
「45度位」
湯の川温泉 永寿湯
実際は50.5度
ちょっと熱すぎますよ
永寿湯さん(>_<)

浸かるときもゆっくりだが、
出るときもゆっくり出ないと熱くて大変だ。
足のスネがちょっと火傷状態でジンジンと痛くなってきた。


さて、永寿湯のメインイベント激熱の湯舟に挑戦です。
まずは温度を測定してみると
な、な、なんと53.8度!開いた口が塞がりません。
常連さんに入湯を依頼するが首を横に振られてしまった。

湯の川温泉 永寿湯
注意書きには
「差水程度でおはいりください」
「47度」
湯の川温泉 永寿湯
なんのとんでもない実測温度
53.8度
さすがの温泉サムライも入れない。

入湯を何度か試みたが足の先をチョンと浸けるのが関の山。
まったく入湯することができなかった。
地元の方:「そこに入ったら入院だよ」
とまで言われたので入湯を断念。


温泉サムライ:「この湯舟に入湯する人はいますか?」と聞くと
地元の方:「老人が入湯しているのを1度だけ見た」
地元の方:「湯から出ると老人の体は真赤でしたけどね」
ということでこの湯舟に浸かるのは諦めた温泉サムライです。

湯の川温泉 永寿湯

最後に、
脱衣場の窓から見える5〜6ヶ所の源泉井戸は
函館市水道局が管理する井戸で、
モクモクと湯気を上げていた。
となりの源泉が当永寿湯にも引かれているそうだ。

湯の川温泉 永寿湯

とても新鮮なお湯がここでは楽しめるのだと
実感することもできた。



評価について、
施設は銭湯といったイメージではなく
小さな温泉旅館のようなきれいな雰囲気で好感が持てた。

お風呂は53度の超激熱湯に度肝を抜かれたが、
他の湯舟では湯の川温泉の湯を十分に堪能できた。
でも入湯できない熱い湯舟も考えものでしたので、
あえて4つ星の評価としました。

我こそは激熱温泉マニアだ!という方は、
コチラの湯舟に挑戦しては如何だろうか。

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温泉の場所 湯の川温泉永寿湯の地図
湯の川温泉永寿湯の地図


コメント 温泉施設の中では日本でトップクラスの超激熱温泉だと思う。
温泉の泉質

湯の川1丁目混合泉
ナトリウム・カルシウム-塩化物泉(中性等張性高温泉)/源泉温度 65℃/pH7.4

適応性 慢性リューマチや神経痛に効果あり
営業時間
06:00〜22:00
料金
銭湯料金
大人420円
入浴施設
内湯男女各1で湯舟が3、露天風呂なし、サウナなし
備品等 ドライヤー1回20円

連絡先

函館市湯川町1丁目7−14
TEL0138-57-0797
お気に入り度
塩素消毒臭度  12345
公式HP
温泉情報
入湯日付 2009年2月24日


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