霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

(きりしまおんせん めのゆかわのゆ)


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2023年春、『突然桜島が見たくなったので出発』の旅
大阪南港から志布志行きのフェリー『さんふらわあ』に飛び乗って
一路鹿児島県へ。

二泊目、『さくらさくら温泉をチェックアウトした後、
次に目指したのが霧島温泉最古といわれる岩風呂の『目の湯』と『川の湯』
車でのアクセスは県道1号線沿いにその登山道入り口があるという。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

県道沿いに、『丸尾自然探求路』の入り口があって、
その入り口前には車が停められる駐車スペースがあるのでプリウス君を停めて、
ここからは徒歩にて温泉を探索することにします。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

温泉までどれ程の距離があるのか?
登山の難易度や難所など事前調査なしで探索を始めるが、
果たして無事に見つけることができるのか。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

山中の遊歩道をしばらく昇っていくと川のせせらぎが感じられました。
せせらぐ音の方向へ進むと岩石の間を流れ落ちる青白い川の水を発見。
「これって温泉やん」ってつぶやきながら川の中へと入っていきます。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

灰色のドロのような沢水が流れ落ちる渓流は正に温泉の川。
この辺りが『川の湯』なのか?手を水の中に手を入れるとほんのりと温かい。
上流に行けば適温の湯や全身浸かれるような深みがあるのかさらに探索です。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

おっと、ここなら湯が愉しめるかもっ?と
岩の上で脱衣して早速湯滝の湯だまりへドボン。
湯の華成分由来の泥が堆積している湯壺は淡い硫化水素の香りを感じます。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

沢の湯水の実測温度は32.8度と低温ですが、
3月中旬の気候なので何とかこの湯を愉しめた。
滝の飛沫から火薬や硫化水素の香りなどとても心地よい。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

湯をテイスティングしてみれば、レモン味の強酸性を感じます。
湯滝から出てみると足はご覧のように湯泥でエイリアンの足になりました。
裸で上流域を探索しても湯の温度はあまり変わらなかった。

周辺の岩の上をよく見れば、
このドロ足で歩いた痕跡があちらこちらに見受けられ、
あたかも原住民が近くで住みついているようにも見えます。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

広さや深さは物足らないが、
自然の中にある野趣溢れるワイルドな湯滝は
想い出の一湯となりました。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

沢の底に堆積している湯泥を手ですくってみると、
青っぽい灰色の目の細かなマイルドな泥なのです。
さくらさくら温泉』にあった泥パックと同じモノだと思われた。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

さて、『目の湯』を探索しなければと、着衣して辺りを再検索します。
上流にはそれらしき湯船がなかったので下流域へ戻ると
『霧島最古の岩風呂』と書かれた案内板を発見します。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

これだな、目の形した岩風呂なので『目の湯』なのか?
いや違う、目に良い湯が湧いているということで『目の湯』と命名されているらしい。
『川の湯』と温泉成分が違うという透明な湯に浸かりましょう。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

川の湯とは泉質が違うという目の湯、明礬の成分が多いのかは不明ですが、
ドロの成分が少なくさっぱりとした浴感でした。
実測温度は38.9度と川の湯よりは温かいお湯なのです。

霧島温泉 目の湯川の湯【温泉奉行所】

湯をかき混ぜると、そこに沈んだ細かな泥が舞い上がり、
結局『川の湯』と同じ湯色に変わります。
奥の岩の割れ目から熱めの湯が流れてくるのが分かります。

この野湯、県道から徒歩5分ほどで到達できるなかなかの秘湯。
水着を持参すれば、泥パックや自分だけの温泉も掘ったりできそうだ。
ごみの始末など、自然に配慮しながら、この秘湯を楽しみたいものだ。

次は『新湯温泉 霧島新燃荘』を目指します。

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温泉の場所 霧島温泉 目の湯川の湯の地図【温泉奉行所】
霧島温泉 目の湯川の湯の地図【温泉奉行所】


コメント アクセス抜群、森林の中で泥パックや野湯体験が手軽にできる秘湯系温泉。
温泉の泉質

源泉名:霧島温泉 目の湯川の湯?/泉質:?/源泉温度実測約37度/pH?酸性

適応性 神経痛、筋肉痛、関節痛、など
営業時間
日帰り入浴:24時間だが常識のある時間内、季節で利用しましょう。
料金
無料
割引情報
入浴施設
男女混浴露野湯
備品等

連絡先

〒899-6303
鹿児島県霧島市牧園町高千穂
霧島市観光協会
TEL:0995-78-2115
FAX:0995-78-3487
アクセス 公共機関:JR日豊本線 霧島神宮駅からいわさきバス霧島いわさきホテル行きで35分、硫黄谷下車、徒歩3分
車:九州自動車道・溝辺鹿児島空港ICから約50分
駐車場 道路脇に駐車スペースあり
 Wi-Fi なし
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345(源泉かけ流し)
公式HP
温泉情報
入湯日付 2023年3月16日(木)晴れ


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