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2018年10月、日本の温泉文化を探るツアーと銘打って 目指したのは群馬県にあるリゾート地『万座温泉』 本日は二日目、昨日に続いて万座の湯を満喫することに。 万座温泉は標高1800メートル、 少し紅葉の進んだ山中の温泉を存分に湯めぐりします。 計5つの温泉を巡ってもう身体は限界。 本日二日目のお宿は、 プリンスホテル系列の『万座高原ホテル』 昨日泊まった万座プリンスホテルとは目と鼻の先の距離にあります。 早めにチェックインできるよう万座プリンスホテルから 万座高原ホテルへ便宜を図って頂いていたので 14時頃にチェックインを済ませます。 山小屋風のホテル建屋は三角屋根のきれいなフォルム、 冬季の雪の多さを彷彿とさせてくれますね。 ホテル周辺にも噴気孔があってイオウ系芳香漂うガスが湧き出しております。 フロントでチェックインの手続きを済ませる。 定刻に手続きすれば待たされるのは必須。でも、 プリンスホテルで手配していただいたおかげでとってもスムーズです。 本日の客室はやっぱりホテル建物の一番端っこ、一応四人部屋。 フロントを右に進んで階段を数段昇り 丁字路を左に進んだ突き当りのお部屋。 清潔感のある明るい客室には左右対称にベッドが配置され、 石庭露天風呂の説明や浴衣のご案内、タオルに浴衣が並べられている。 窓からは万座の美しい景色が望めます。 若干湯あたり気味、湯ただれありの身体なので 1時間ほど休息したのちに石庭露天風呂へと向かいます。 浴衣とタオルを忘れずに… 一番端の部屋だからお風呂場までの道のりは結構遠いのだ。 長い廊下を進み階段を下りてフロント前を通り過ぎ 角を曲がってエレベータで下に降りる…。 コチラ露天風呂は混浴の設定となっているため デジカメ、スマホの持ち込みは禁止になっております。 ということで湯船の画像は高原ホテルHPからお借りしました。 (オフィシャルHPから画像を拝借しました) いかがでしょうか、この温泉パラダイス。 石庭露天風呂は源泉完全かけ流しの混浴露天風呂。 若いカップルからご年配のご婦人まで温泉を堪能しております。 渓流沿いに造られた七つの混浴岩風呂はまさに芸術品。 四種の自家源泉は姥湯、竜泉の湯、大苦湯、嬬取の湯を完全かけ流し、 湯船によってお湯の色が白、青、黄色、透明と多彩で美しいのである。 混浴なのですが入浴スタイルがしっかりと決められております。 男女ともに専用の湯浴み着を着用するか、しっかりバスタオルを巻くこと。 実に皆さん忠実にこのルールを守っております。 まず初めに入湯したのが出入口に一番近い『三味の湯』 姥湯と竜泉の湯をブレンドした湯を完全かけ流しです。 青白く見えるがエメラルドグリーンに近い色でとてもきれいな湯。 ゆっくりと入湯すれば、温度は40度弱ととってもぬるい。 硫黄の香りが辺りを包み込み非日常的な空間がここにはあります。 湯底には大量の湯の華が堆積しており動く度に下から舞い上がります。 二種の源泉をブレンドした恩恵なのか、角が丸くなったまろやかな浴感が味わえた。 温度が低いので子供や女性にはとっても人気があって 本ツアー思い出に残る混浴が楽しめました。 続いて隣にある東屋付きの湯船は『早蕨の湯』姥湯源泉をかけ流し。 山間にある温泉は突然の雨に見舞われるが、 そんな時はこの湯船で湯浴みが楽しめる。 チョッと熱めの体感温度は43度位か。 結構強めの硫化水素の香りと濃厚な泉質が味わえる。 あまり長湯するとのぼせそうな温度と効能の強さを感じます。 続いてその隣の『琥珀の湯』大苦湯源泉をかけ流し。 硫化水素の香りは強めでお湯はとろ味感あってお肌もつるつるに。 体感温度は41度ぐらいか?比較的ゆっくり浸かれます。 そのお隣、巨岩の下に配された『水晶の湯』は姥湯源泉をかけ流し。 勾玉のような形をした岩風呂は温度も40前後でゆっくり浸れます。 姥湯源泉が万座では一番湧出量が多いらしく、pHは2.5 私的にはいちばんやさしい泉質に感じます。 変形した湯船に岩陰が多くあってカップル達が温泉を愉しんでいるので チョッと湯船に入りにくいタイミングもあるのです。 (オフィシャルHPから画像を拝借しました) 露天風呂の一番奥にある小さな湯船は『紅の湯』 蛍光色のような黄色い湯船がスゴイ湯は竜泉の湯をかけ流し。 お湯に透明感があって、湯の華がとてもきれいな黄色なのです。 入ってみたはいいけれどかなり劇熱の湯で、 体感的に45度から場所によっては48度位あって とってもゆっくり浸かっていられない。 続いて渓流を見下ろせる位置にある湯船は『嬬取の湯』 透明感ある清冽な湯は嬬取の湯源泉がかけ流されております。 硫黄分を含まないためこんなに透明らしい。 源泉温度は90度と高く、加水はされていますが湯に浸かると…、 ひげ剃り跡や擦り傷、お肌の敏感な場所がヒリヒリしびれます。 なんとpH1.5と酸性度が高く、身体が溶けてしまいそう。 湯船に浸かる人はほとんどなく、 渓流の流れを望みつつ、私一人で貸し切り湯船ですが、 体感温度は44度位で強酸性の湯はあまりゆっくり湯を愉しめないのです。 7つ目の湯船は中央にある『竜泉の湯』 全国的にも珍しい蛍光の黄色に似た湯はここ万座高原ホテルから湧く 竜泉の湯源泉をかけ流しで利用しているそうだ。 泉質的には硫黄分に加え塩分も多く含まれているため、 傷の湯、美肌の湯とも呼ばれているそうです。 一番奥にあった小さな湯船『紅の湯』と同じ湯ですが、コチラは温度が低いです。 ゆっくりと湯船に浸かるがお湯に透明感があるが濃厚な感じ。 湯船に沈む湯の華が鮮やかなイエローなので湯の色が黄色に見えるのだ。 温度は低いが身体の芯から温められるのは塩分の恩恵なのでしょうか。 すでにのぼせ気味だった身体はこの黄色い湯船で湯あたり気味? 最初に入湯した『三味の湯』は温度も低くいのでそちらで長湯を楽しんだ。 露天風呂なので外気浴でクールダウン、でもタオルはしっかり巻いておきましょう。 お風呂場はこの石庭露天風呂だけではなく内湯もあります。 こまくさ館一階にある『百泉の湯』コチラは男女別浴です。 お風呂場は洗い場もあってかなり賑わっている様子。 (オフィシャルHPから画像を拝借しました) (オフィシャルHPから画像を拝借しました) 内湯は岩組の湯船が窓際にひとつのみで コチラ湯船で使用されている源泉は姥湯ですが、 露天風呂の湯とはチョッと違った印象の浴感です。 露天風呂は竜神の湯を使用した小さな湯船があるが、 キツネが出現するという理由で閉鎖されておりました。 露天風呂を先に入ってしまうとインパクトはまったくない感じの内湯なのです。 さて、湯をタップリ堪能した後はお楽しみの夕食です。 万座プリンスホテルと同じバイキング形式での提供です。 レストラン白根が会場ですが、開始時刻前には長蛇の列を作っております。 低音の声が素敵なホテルマンの案内で開場したバイキング会場は テーブルの確保から始まります。 それにしてもスゴイお客さんの数です。 たくさんあるお料理を少しずつお皿に盛ってみました。 バイキング料理はたくさん食べることができて楽しいですが、 何を食べたかあまり印象に残らないのが残念です。 食後のデザートもご覧の通り。 嬬恋産のキャベツを食べてなかったな。 自分の年齢と体調を考慮して食べ過ぎには注意して。 食後にもう一度石庭露天風呂で入浴すれば、突然の大雨。 東屋のある早蕨の湯でのんびり湯浴みして温泉を満喫です。 満天の星空は望めませんでしたが、女性との混浴は楽しいです。 入浴後には卓球も楽しめるように卓球台が常設。 男一人旅では楽しめないのが残念であるが、 ここは明日からの温泉巡りに備えて早く寝ることにします。 朝起きると山に覆い被さる様な濃霧に覆われている。 そんな中、石庭露天風呂で万座温泉を満喫です。 朝の冷たい霧を含んだ空気は高原の味?温泉も最高! 湯上り後は朝食会場へと向かいます。 場所は夕食と同じレストラン白根です。 遅い時間に会場へ行けば景色のきれいなテーブルをゲットできるはず。 昨日取り忘れた嬬恋産のキャベツを山盛りにして 食べ過ぎないようにおかずを少しずつお皿に盛りつけて いただきますm(_ _)m 嬬恋産のキャベツはとっても新鮮、 ゴロっとした野菜入り白いスープが美味しいです。 朝からタップリ食べて温泉一人旅の英気を養います。 万座温泉は不思議です。 旧来日本に普通にあった混浴は今では絶滅危惧種なのですが、 この温泉地にはいくつもあります。なぜなのでしょうか? 紅葉の始まりかけた万座の渓谷に造られた石庭露天風呂、 山の彩色の美しさと湯色の美しさが今も脳裏から離れない。 真冬の万座温泉もきっと最高なのでしょうね。 後ろ髪を引かれながらホテルを出発します。 今から向かうは伊香保温泉。 さて、どんな温泉が待っているのかお楽しみ〜 万座高原ホテルでお泊りをお考えの方へ。 ご予約は宿へ直接するよりもじゃらんnet↓や 楽天トラベル↓を介して予約する方が
↑お安くできますよ。 空室状況もWeb上で瞬時にわかる優れもの。 おためしあれ。 |
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温泉の場所 | ||||
コメント | 4種の自家源泉と混浴の石庭露天風呂がすばらしい万座高原ホテル。 |
温泉の泉質 |
源泉名:万座温泉 姥湯源泉/泉質:酸性・含硫黄-マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩温泉(硫化水素型)/泉温約71.3℃/pH2.5/溶存物質計1210mg毎kg |
適応性 | 神経痛・筋肉痛・冷え性・関節痛・疲労回復・運動器障害など |
営業時間 |
日帰り入浴11:00〜18:00(最終受付17:00)まで |
料金 |
大人1500円 子供750円 |
割引情報 | インターネット限定割引チケット(大人1500円→1200円) |
入浴施設 |
男女別内湯、男女別露天風呂、混浴露天風呂 |
備品等 | シャンプー、リンス、ボディーソープ、無料ロッカー、ドライヤー |
連絡先 |
〒377-1595 群馬県吾妻郡嬬恋村万座温泉 TEL0279-97-1111 |
アクセス | 車: ●上信越自動車道『碓氷軽井沢 I.C.』から鬼押ハイウェー、万座ハイウェー経由で約64km(平常時約1時間20分) ●上信越自動車道『上田菅平 I.C.』から鳥居峠、万座ハイウェー経由で約57km(平常時約1時間10分) ●関越自動車道『渋川伊香保 I.C.』から中之条、万座ハイウェー経由で約79km(平常時約1時間50分) 電車: ●JR吾妻線『万座・鹿沢口駅』から路線バスで約40分(冬期約45分)。タクシーで平常時35分。 ●北陸新幹線(長野経由)『軽井沢駅』から路線バスで約1時間45分 |
駐車場 | あり、無料 |
お気に入り度 | |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | 万座高原ホテルのHP |
温泉情報 | |
入湯日付 | 2018年10月19日(金)晴れ |
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