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(めあかんおんせん のなかおんせん)
温泉奉行所>北海道の温泉>雌阿寒温泉 野中温泉 |
2023年夏、全日本トライアル選手権出場と カムイワッカ湯の滝を目指す旅の始まりです。 7/9敦賀発苫小牧着の新日本海フェリー『すずらん』へ乗船です。 7/10、20:30苫小牧東港に到着した『すずらん』号から 然別峡温泉『鹿の湯』を目指して夜の北海道をドライブします。 キタキツネよりもたぬきやアライグマの姿をよく見かけますね。 初日の宿『ぬかびら源泉郷温泉糠平観光ホテル』を早朝にチェックアウトし、 向かった先は、雌阿寒岳の西部に湧いている雌阿寒温泉。 今や一軒宿となってしまった野中温泉へ向かいます。 ![]() 国道241号線を東へ、一路オンネトー方向へ向かいます。 雌阿寒温泉は、1914年に野中氏がこの地に初めての温泉旅館をオープン、 周りに旅館が増え、その旅館の集まりが雌阿寒温泉と称されたらしい。 ![]() 2011年に、お隣にあるオンネトー温泉景福へ訪れたことがあるが、 濃厚な硫化水素の香りが強烈なとても印象的な温泉でした。 景福は2016年に、硫化水素が原因で事故が起こり閉業しています。 ![]() 山の宿野中温泉は現在も営業している唯一の温泉旅館で、 雌阿寒岳の登山やオンネトー周辺の散策をした後に身体を癒せる場所として 入湯者が後を絶たない人気の温泉旅館なのです。 ![]() 玄関口でスリッパに履き替えて、 入湯料金500円をフロントで支払い、浴室へと延びる廊下へ向かいます。 古い旅館だが、清潔感が保たれ良き雰囲気が印象的だ。 ![]() 総客室数は11部屋と小規模な温泉旅館だが左右に奥行があって過ごしやすい。 廊下の壁にはいろんな写真が掲げられ、中には大正二年の温泉発見記念の写真もありました。 それらをゆっくり見学しながら浴室へと向かいます。 ![]() 廊下の突き当りに『風呂』の暖簾が掲げられ、 この辺りから硫化水素の淡い香りが漂っています。 温泉旅館の画像では見えない香りが今も脳裏に浮かびます。 ![]() 男女に分かれた脱衣場の入り口にも暖簾が掲げられている。 都会のスーパー銭湯とは違ってとても静かで落ち着いています。 大正八年の入浴写真は混浴でしたが、いつから別浴になったのでしょうか? ![]() 静かだなーと思っていたら先客はいない様子。 チョーシンプル、無駄な調度品などない脱衣場で、 心静かに入湯準備を整える。 ![]() 以前あったオンネトー温泉景福で起きた硫化水素の事故を受けてか、 内湯の換気を常に行っており、長時間の入浴も控えるよう貼り紙がされている。 では、内湯の引き戸を開けて入場します。 ![]() 内湯空間は、ツーンと鼻腔を貫く硫化水素の香りがすばらしい。 完全にかけ流しされたお湯からは油のような香りも感じられ、 何とも言えぬ濃厚な硫化水素の温泉だ。 ![]() エゾマツやトドマツを使った浴室や湯舟は釘を使わない木組みのみで製作されているそうで、 微白濁、笹色に呈したお湯は実測43.7度、強酸性を髣髴とする泉質ですが、 pHは以外に弱酸性の6.5ということです。 ![]() 強烈な硫化水素の香り漂う温泉は、 メタケイ酸が238ミリグラムをはじめ炭酸水素イオンも250ミリグラム含有し、 女性や子供にも安心して入湯できてお肌もスベスベになる優しい湯なのであります。 ![]() 内湯から外に出ると先代が造った露天風呂があります。 ただいまお湯張り中の湯舟は1/3程の水位しかないけれど、 ちょっと熱めの源泉は新鮮そのものなのです。 ![]() 後から来られたおじさまと温泉談議に花が咲く。 北海道の野湯に詳しい方で、屈斜路湖畔に点在する温泉や 薫別温泉などについて教えていただいた。 ![]() 資料によると、コチラに世界最高齢の男性が住んでいたことから 『長寿の湯』とも呼ばれ温泉愛好者から愛され続けているといいます。 私にとっては記憶から消えない、消せない温泉地となりました。 ![]() こんなHPを作成していたところ、 驚くべきニュースがネット上に流れたのです。 開湯112年のコチラ野中温泉が2025年1月23日に出火し、ほぼ全焼したそうだ。 ![]() なんだか私もとてもショックで考え込んでしまうが、 公式フェイスブックでは再建に向けて早くも動き出している様子。 遠くからではありますが、再興を祈念することしかできない私です。 ここまで読んで頂いた皆様にだけお伝えします。 雌阿寒温泉周辺でお泊りをご検討されている方は じゃらんnetにおいて無料で空室確認ができる機能がお勧め。 煩わしい電話での問い合わせは気が引けるあなたにお勧め。 宿泊料金もポイントが使えてお安く泊まれるなど 私はいつも確認してから宿泊予約しています。 時には楽天トラベルにおいても格安プランや 高還元ポイントがゲットできるのであわせてチェックしましょう。
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温泉の場所 | ![]() |
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コメント | 雌阿寒岳の麓にある一軒宿の野中温泉。 |
温泉の泉質 |
源泉名:雌阿寒温泉野中温泉3号/泉質:含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物温泉(硫化水素型)(低張性中性高温泉)/実測温度45.6度/pH6.2 |
適応性 | |
営業時間 |
日帰り入浴10時~18時迄(露天風呂は11時から) |
料金 |
大人500円 小学生200円 幼児100円 |
入浴施設 |
男女別内風呂各1、露天風呂各1 |
備品等 | シャンプーなどなし |
連絡先 |
〒089-3964 北海道足寄郡足寄町茂足寄159 電話:0156-29-7321 |
アクセス | 車:道東自動車道足寄IC下車。そこより50km。 公共交通機関:JR根室本線釧路駅より阿寒湖畔行きバスで2時間、終点下車。 |
駐車場 | 無料あり |
携帯電話 Wi-Fi |
携帯電話圏内 Wi-Fiなし |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345完全かけ流し |
公式HP | 野中温泉公式フェイスブック |
温泉情報 | |
入湯日付 | 最終入湯日:2023年7月12日(水)曇り |
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