乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
(のりくらこうげんおんせん せせらぎのゆ)



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乗鞍高原には長野県でも珍しい無料で開放された
源泉掛け流し露天風呂、乗鞍温泉「せせらぎの湯」があるというので訪れた。


場所は、乗鞍高原観光センターの近くでバス停「コロナ連絡所前」から道路を横断しガードレールの切れ目から砂利道に降りるとひっそりと山小屋風浴舎が佇んでいる。


周辺には案内板など何も出ていないので観光客や通りすがりの人には気付かれない存在だ。


乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
目印となるバス停「コロナ連絡所前」

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
バス停からクルリと振り返ると
ガードレールの切れ目が浴舎へ続く道。

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
地道を30メートルほど進むと…



乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
意外に近かった浴舎までの道のり

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
狭い入口が秘湯感を感じる

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
シンプルな脱衣場、あるだけマシ。

木製のきれいな浴舎は最近建てられたそうで、乗鞍温泉供給公社というところが管理運営しているそうで、清掃状況もとても良く無料で開放しているのがうそのようです。


脱衣場にはロッカーなどはなく木製の棚が設置され、すぐ向こうには小さな四角い湯船が見えている。半露天風呂のような浴室には窓はなく、直接外の川のせせらぎの音と景色が見渡せる仕組みだ。


平日の昼間に訪れたので入湯者はなく番頭の貸切で使用できた。かなり贅沢な気分が味わえた。



乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】

4人も入れば窮屈となりそうな湯船だが、木製で味わいがあり、
白濁した湯が満たされ程よい硫黄の香りに包まれている。

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】

コンコンと掛け流される湯船にこの身をゆっくり浸すと、
湯船の底からは湯葉のような白い湯の華が大量に舞い上がる。



さらりとした浴感の中にもキリリと酸性の湯らしさが残る源泉からは硫化水素のタマゴ臭と登別温泉のような火薬臭も感じ取れる。


味は酸性泉特有のレモン味と硫化水素のタマゴ味が入り混じっている複雑な味だ。


源泉43度の湯をそのまま掛け流しているので湯船は40度弱に冷めているが、それがまた長湯できる良い湯加減だ。


長湯できるかと思いきや意外にも体がぬくもり火照ってくる。しだいに汗も噴出してくる。酸性湯のせいで髭剃り跡や粘膜がヒリヒリと痛み出す。


湯のpHは3前後なので、肌の弱い方や幼児の方の入浴は注意が必要かもしれない。湯上り後の肌はつるっとしていて爽快で、硫黄の香りがいつまでも続いていた。


乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
湯船から脱衣場を望む

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
湯船からの眺望

乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
湯船から天井を見上げる。


乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 【温泉奉行所】
ほとんど読めないせせらぎの湯利用案内板


評価について
完全に掛け流された硫化水素型の硫黄泉、周囲の自然環境や秘湯感は他ではめったに味わえないものだ。文句なしの5つ星評価とします。

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温泉の場所 乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 の地図
乗鞍高原温泉 せせらぎの湯 の地図


コメント 知る人ぞ知る秘湯の湯。湯は完全掛け流しの硫黄泉だ。
温泉の泉質

単純硫黄泉(硫化水素型)(弱酸性低張性高温泉) /源泉温度 43.7℃/pH3.13/蒸発残留物664mg毎Kg

適応性
営業時間
無休24時間(ただし21:00以降は消灯、冬季閉鎖)
料金
無料
入浴施設
半露天風呂男女1
備品等 風呂桶、腰掛け

連絡先

長野県松本市安曇乗鞍高原(バス停コロナ連絡所前の近く)
お気に入り度
塩素消毒臭度  12345
公式HP 信州・乗鞍温泉組合のHP
温泉情報
入湯日付 2008年8月4日



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