(つるのゆおんせん)
温泉奉行所>北海道の温泉>鶴の湯温泉 |
千歳郊外にある鶴の湯温泉は道内で2番目に古い歴史のある温泉で、鄙びた温泉一軒宿と聞く。期待を胸に訪れてみた。 夜の8時過ぎ、苫小牧でフェリーを下船後一路鶴の湯温泉へ向かうが、真っ暗な慣れない道を進み何とか迷うことなく旅館へ到着した。その時間は閉館時間の夜の9時です。 事前に到着が遅くなるということを旅館の方に電話で告げていたので問題なく入湯することができました。旅館の方に感謝します。 さて、旅館の前には大きな池があり、大きなハスがたくさん浮いていて鯉も泳いでいる。そのハスの隙間を縫って数羽のアヒルやカモが泳いでいた。 そのアヒルは人懐こく夜食の菓子パンをねだりに足元まで遊びにきてくれた。時間は9時を過ぎていたので旅館へ急ぎます。 |
![]() 旅館前の池に住むアヒル ![]() |
||||
![]() 旅館のフロント ![]() 入湯料は大人400円小人200円を納めて浴室へ向かいます。 右側広い板張り廊下を進むと 旅館の全体写真や前面の池の写真などが壁に飾られています。 |
|||||
![]() 脱衣場 ![]() 脱衣場 |
さらに進み階段を上ると、ほのかに硫黄の香りが漂っています。長時間フェリーに揺られて疲れた体もこの硫黄の香りで少しずつ元気を取り戻してきました。 浴室の入口は質素な?ドアが二つ奥が男湯、手前が女湯です。脱衣場には貴重品ロッカーと脱衣籠。壁にはブンブンと音をたてて壁掛け扇風機が回されている。 ドライヤーは設置されていないので女性の方は持参するほうが良さそうです。 |
||||
![]() 浴室の引き戸を開けると待望の温泉です。 湯舟の向こう側は大きなガラス窓で池全体が望めるようですが、 夜間の為外は真っ暗です。 ![]() 湯舟は8畳ほどの内湯が1つで、 右の岩組みからは豪快に湯が滝のように注がれています。 浴槽中心部からはジャグジーのように泡が湧き出し その泡からは硫黄の香りが感じられます。 ![]() ここの温泉は泉温が低くいため、循環ろ過加温されているということです。 その説明が脱衣場に手書きの図面が掲げられている。 |
|||||
残念ながら100%掛け流しではないものの塩素臭はなく、乳白色のお湯はお肌がつるっとする弱アルカリ泉で上品な硫黄の香りがお勧めの湯です。 将来、露天風呂が設置されることを期待しています。 |
![]() |
||||
2011.7.30再訪 敦賀を午前1時に出航した新日本海フェリー『すずらん』は、 その日の夜20時30分に苫小牧港へ入港です。 いつも到着後に目指す温泉といえば、 北海道で二番目に古いといわれる鶴の湯温泉です。 傷ついた鶴がこの冷泉に舞い降りて病を癒しているところを発見したのが由来とか。 営業時間は21時までなので事前に電話で遅くなることを告げるが 今年は以前と対応が違っている。 いつもなら21時以降でも快く受け入れてくれたが今年はなんだか渋々だ。 少し調べてみると、2008年12月神奈川県に本社を持つ 環境総合大手の三友グループに売却され、 そのまま温泉営業は継承されたそうだ。 その後、2010年8月10日に旅館建物は全面リニューアルされた。 旧の温泉旅館は古さこそ感じるが 古きよき雰囲気が漂いそれなりの温泉情緒が楽しめた。 新しくなったという鶴の湯温泉目指して夜の苫小牧を急ぎます。 到着したのが21時、 営業時間終了時刻だが無理にお願いしていたので待っていてくれました。 ![]() 大きな蓮の池の前にリニューアルした立派な鶴の湯旅館は以前の面影は微塵もなく、 以前は出迎えてくれたアヒルたちや空飛ぶオケラの姿も見えなくなっていた。 スタッフのみなさんに一言お礼を言ってから早速浴室へと向います。 ![]() 中はゆとりある広々としたフロント前や廊下はとてもきれいで好感が持てます。 浴室の入り口前には大きな暖簾がかけられ私たちの到着を静かに待っていてくれた。 硫黄の香りが仄かに漂う脱衣場はとても静かで落ち着いた空間です。 ![]() 脱衣しているとスタッフが何かを伝えにやってきた。 『時間は気にしないでゆっくり入ってくださいね。』と…。 事前の電話では『早めに入って出てください。』なんて言ってたのに、 今頃そんなこと言われても困惑するばかり。 『どっちやねん』と心でつぶやいた。 ![]() 浴室へ入ると上品な硫黄の香りが充満し、 四角て広い内湯には窓際に長方形の湯舟がひとつ、 その湯舟の傍らに鶴のオブジェが静かに佇んでいます。 ![]() 泉質は含硫黄ナトリウム炭酸水素塩泉、源泉温度14.6度ということで 循環加温式を基本としているため残念ながらかけ流しではないですが、 しつこさのない硫黄の香りに包まれ肌がツルっとする浴感はかなり上質の温泉である。 ![]() 露天風呂はなく内湯からの眺望も中庭のみで、 以前の蓮の池が見渡せる造りではなくなったのがチョットもったいない。 宿泊者の入浴時間も午後9時までとはチト短すぎやしないかな? ![]() すでに営業時間が過ぎているため湯の循環が止められ貸し切り状態の浴室を独り占め。 バックに流れる静かなBGMを聴きながら うっとり湯浴みしていればなんだか眠たくなってきた。 ![]() 今から吹上温泉露天の湯目指してひと踏ん張り。 後ろ髪を引かれる思いで鶴の湯温泉を後にした。 鶴の湯温泉周辺で宿泊をお考えの方、 宿に直接予約するよりもじゃらんnetや楽天トラベルを介してする方が お安く泊まれることが多いですよ。↓ 一度お試しあれm(_ _)m |
|||||
温泉の場所 | ![]() |
||||
![]() |
|||||
コメント | 1902年(明治35年)開湯で道内で2番目に古い温泉だ。 |
温泉の泉質 |
含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉/源泉温度 14.3℃/pH8.2/勇出量毎分200リットル |
適応性 | 神経痛、皮膚病、アトピー、神経痛、婦人病他 |
営業時間 |
新営業時間 水曜日 (水曜日が祝祭日の場合は翌木曜日が休業となります。) 日帰り入浴時間10:00~21:00 旧営業時間 年中無休 日帰り入浴時間10:00~21:00(月曜のみ15:00~) |
料金 |
新料金 大人530円(中学生以上) 小人320円(2歳以上) 宿泊5040円~8240円 旧料金 大人400円(中学生以上) 小人200円(2歳以上) |
入浴施設 |
内湯男女各1、貸し切り露天風呂1 |
備品等 | ドライヤー、シャンプー、ボディーソープ |
連絡先 |
〒059-1506 北海道勇払郡安平町早来北町5 TEL0145-26-2211 FAX0145-22-3338 |
お気に入り度 | ![]() ![]() ![]() ![]() |
塩素消毒臭度 | 012345 |
公式HP | 鶴の湯温泉 |
温泉情報 | |
入湯日付 | 最終入湯日:2011.7.30(土) 2007.8.25(土) |
![]() |
![]() |
---|
Copyright (c)2008-2020 温泉奉行所 All Rights Reserved.