2020年はコロナウイルスの流行り年。
ツアーに行くか行くまいか、思案した挙げ句に決めました。
恒例『温泉文化を探るツアー2020』出発です。
本日ツアー二日目、初日に宿泊した『金谷旅館』を大雨の中を出発、
『下田温泉』など経由しながら伊豆半島東側を海岸線に沿って北上します。
道中、大小温泉街が点在する魅力的な地域です。
海岸沿いに点在する温泉のひとつ、
『今井浜温泉 舟屋の番屋露天風呂』は
平成26年10月にオープンした相模湾を一望できる絶景露天風呂。
比較的新しいコチラ施設は河津町の観光施設らしく、
地域の漁業者や農業者の協力のもと運営を行っているそうだ。
露天風呂はもちろん、海鮮BBQやジャム作りなどの体験プログラムが楽しめる。
食事処や海産物が販売されている平屋の建物で入湯料金を支払って、
離れにある浴舎へと向かうその瞬間、
『お湯がぬるすぎて入ってられない!』と半怒りのおじさんが入ってきた。
大雨の降る冬の露天風呂では温度も安定しないのでしょうか?
受付の女性は半怒りのお客さんをなだめています。
どうやら温泉を管理するスタッフが不在しているそうです。
受付女性:『温泉の温度が低いけど入られますか?』
温泉サムライ:『そこに温泉がある限り入湯しますよ!』
受付女性:『うふ、ごゆっくりどうぞ~』
建物から出て崖の横にある階段を雨の中登って行きます。
雨足は収まるところを知らずますます強くなり、
持っている傘は風にあおられ飛ばされそうだ。
緑の貯湯タンクの先に平屋の建物が見えてきた。
ちなみに泉質は食塩系の単純泉、源泉温度64.4度、
源泉は河津町内の峰温泉と谷津温泉からの混合泉を利用しているそうだ。
距離的に結構歩いた気分だが実質は150メートルほど、
石段で息が切れたが無事に到着です。
受付では誰も入っていないから貸切だということで楽しみ。
平屋建物の扉を開けると、そこは大変シンプルな脱衣場です。
それよりも露天風呂側の扉が開いているので吹き込む風の凄いこと。
さっきのおじさん、寒さに慌てて出てきたのでしょうか。
鍵付きロッカーはご覧の200円有料ロッカーはあるけれど、
なるべく貴重品は持ち込まない方が無難ですね。
それでは準備を整えて露天風呂へと向かいます。
悪天候を除いて前面オーシャンビューの露天風呂は気分爽快。
強風にて白波が露天風呂まで手を伸ばす荒れよう。
温泉側は静かに湯が溢れだし鏡のように静寂だ。
かけ湯を存分にし、荒れた海を見ながら入湯します。
pH8の弱アルカリ性温泉は軟らかな浴感で、
冬場のこの時期、実測温度39.7度はヤッパリぬるめかな。
温泉供給口からは実測44.1度の湯が注がれているから
その辺りで陣取って湯を愉しみます。
それにしてもスゴイ白波が湯船を襲ってきます。
湯船から海側に顔をのぞかせば…、
容赦なく白波が襲いかかってきます。
なんともワイルドな海岸べりにある露天風呂なのです。
湯船に浸かれば海と同化できる絶景温泉にうっとり。
晴れていれば地球の丸さを感じる水平線や沖に浮かぶ大島、
青い空と海とのコントラストが綺麗なのでしょうね。
帰りに受付の女性に挨拶、
『ぬるかったけど気持ち良かったですよ』
『海は荒れていたけど、美しいあなたにお会いできて良かったです』
なんて言ったかどうだか、記憶が曖昧で覚えていません。
何点かお土産を購入して、
次に向かったのは『熱川温泉 たかみホテル』です。
今井浜温泉で宿をお探しの方、
宿に直接予約するよりもじゃらんnetや楽天トラベルを介してする方が
お安く泊まれることが多いですよ。↓
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一度お試しあれm(_ _)m
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