加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

(かこがわおんせん みとろそう)



温泉奉行所兵庫県の温泉加古川温泉 みとろ荘

2021年7月、加古川で開催されたバイクの試合終了後に訪れた、
兵庫県加古川市にある『加古川温泉 みとろ荘』をご紹介します。
さて試合の結果は…。

加古川大会終了後、必ず訪れていた『こんだ薬師温泉』は
本日、ボスの欠場により急遽取りやめ。
会場近くにあったコチラ温泉を目指します。

ここは市街地から離れた長閑な田園地帯、
小高い丘にある『加古川温泉』は昭和40年創業の
加古川市内唯一という温泉宿なのです。

竹林に囲まれた温泉宿が建っているこの場所は、
室町時代に『井口城』というお城があったらしく、
宿の名の由来である『見登呂姫』の悲劇が今に伝承しています。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

宿は古風な鉄筋コンクリート造の3階建て、
前面にある駐車場はお客の車で約8割ほど埋められています。
日曜日の夕方なので若干混雑気味であります。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

おみやげ品が所狭しと並べられた玄関口で靴を脱ぎ、
側面にあるシューズボックスへ靴を収納しキーは自己管理。
フロントで入湯料金大人600円を手渡して入場します。

脱衣場のロッカーは100円リターン式なので小銭を用意して、
貴重品は専用のロッカーがフロント前にあるので
必ず預けるようにしましょう。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

男女別に分かれた浴場入り口は『洞窟風呂』と『展望風呂』があって
日替わりで浴室が男女入れ替わるそうだ。
今日の男湯は洞窟風呂ということなので早速向かいます。

紺色の『ゆ』暖簾をくぐって脱衣場へ。
鍵付き脱衣ロッカーが壁際に並べられた標準的な脱衣場空間は、
古い感じではあるが整理整頓、清掃がなされている様子。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

内湯へと続く扉を開けると…、
湯がキラキラ輝く四角い湯船と、窓越しに木々の緑が眼下に広がります。
入り口→湯船間は高低差があるため階段を降りて行きます。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

無色透明の湯に満たされた湯船からはオーバーフローはなく、
循環加温式の湯で、塩素系滅菌剤の臭いも強めに感じます。
先ずは身体をキレイに洗ってから湯船へと向かいます。

実測温度は42.6度と夏場としては高温寄りの設定で、
お湯からはわずかながらの鉱物香を感じますが、
滅菌臭の方が勝っている感じを受けます。


加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】
(パンフレットの画像)

湯の熱さで若干のぼせてきたので露天エリアへ移動します。
内湯から更に階段を下った先にある露天風呂は
周囲に竹林や森の木々が広がり心地よい。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】
(パンフレットの画像)

傍(かたわ)らには岩組で構成された洞窟風呂があって雰囲気がありますね。
先日訪れた伊豆の『大滝温泉 天城荘』にも洞窟風呂がありましたが、
比べてはいけませんね。

傾斜地をうまく利用した洞窟風呂で決して広くはないが、
内部は意外にも風が吹き込み快適空間。
城跡を彷彿とさせる基礎石が湯船内に鎮座しており感慨深い。

体感温度で約41度の湯は温泉感に乏しいお湯なのです。
湯船脇にある腰掛できる円筒形の岩石は…、
木目のきれいな木の化石、珪化木(けいかぼく)なのであります。

木塀沿いに登って行くとそこには、
小さいけれど源泉かけ流し湯船があるのです。
3人も入ると満員御礼となる湯船は大人気。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】
(本日一緒に戦ったバイク仲間たち)

しばらく待っていると交代してくれた入湯者に感謝して、
湯に浸かればヒンヤリ冷たい源泉風呂でクールダウン。
鉄の香りに炭酸の清涼感も感じられるこの湯にグッときた。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

だがしかし、源泉投入量が少ないため、
湯の鮮度に若干の問題はありますが、
生源泉を直接肌で愉しめるのは評価が高いです。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】

カエルの口から噴き出す源泉を軽く口に含めば、
明瞭な炭酸味、鉄味、粉っぽいカルシウム成分を感じ取ることができた。
湯船を構成する岩には波状に付着するカルシウムの析出物がすばらしい。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】
(パンフレットの画像)

向かいには『釜風呂』というスチームサウナがあって
通常のスチームよりも高い浸透力のある透明のナノスチームが使用され、
全身の血行を促して体の芯まで温め新陳代謝を高めてくれるらしい。

この源泉風呂はサウナの水風呂という位置付けなのかも知れませんが、
私にはこの湯船こそ加古川温泉の生命線なのではないかと思われる。
いわば、『見登呂姫の涙の湯』と売り出しても良いのではなかろうか。

加古川温泉 みとろ荘【温泉奉行所】
(パンフレットの画像)

ろ過循環された湯と違いやっぱり源泉かけ流しはすばらしい。
もう少し大きな湯船と源泉投入量の見直しをしていただけると
千客万来は間違いないだろう。

前日に受けたコロナワクチン接種の影響なのか、
関節痛、特に腰痛がひどく、バイクに乗るのはかなり厳しい状況でしたが、
成績に関係なく最後まで走り切ることができました。

これだけで十分、
バイクと温泉を存分に愉しめた充実した一日なのでした。
いつも大会会場や温泉へ連れて行ってくれる上田君には感謝します。


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おためしあれ。

温泉の場所 加古川温泉 みとろ荘の地図【温泉奉行所】
加古川温泉 みとろ荘の地図【温泉奉行所】


コメント 炭酸や鉄味などダイレクトに楽しめる源泉風呂はイチオシの湯船です。
温泉の泉質

源泉名:加古川温泉/泉質:含二酸化炭素−カルシウム・ナトリウム−塩化物・炭酸水素泉/泉温19.4℃/成分総計4.69g毎Kg/遊離二酸化炭素1.385mg

適応性 神経痛・筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・関節のこわばり・うちみ・くじき・慢性消化器病等
営業時間
10:00〜21:00(受付は20:00まで)
※時短営業時間です。
料金
13歳以上・・・600円
6歳〜12歳・・300円
5歳以下・・・無料
割引情報 加古川市の宿泊施設をじゃらんnetで検索
入浴施設
男女別内湯と露天風呂各1、サウナあり
備品等 ドライヤー、ボディーソープ、リンスインシャンプー

連絡先

〒675-1212
兵庫県加古川市上荘町井ノ口520
TEL 079−428−2004
FAX 079−428−3548
アクセス 電車:JR山陽本線加古川駅で加古川線乗換、厄神駅下車(予約にて送迎有)
車:山陽自動車道 三木小野ICから約15分
駐車場 80台分あり、無料
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345
公式HP 加古川温泉みとろ荘公式HP
温泉情報
入湯日付 2021年7月11日(日)曇り


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