温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

(ゆのつおんせん もとゆおんせん)



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2014山陰温泉めぐり一人旅も今日が2日目。
神々のふるさとは深山幽谷、
訪れる温泉は神秘的、出会う人々はみなとても親切なのです。

池田ラジウム鉱泉を拠点に向かった本日2湯目は、
日本海に面した有名温泉地『温泉津温泉』(ゆのつおんせんと読むんですね)
のんびり湯めぐり夢気分♪なのです。

島根県の有名な温泉津温泉が開湯したのは今から1300年前。
そんな歴史ある温泉街は、
入り組んだリアス式海岸の深い入り江の奥にある港町です。

温泉津温泉 薬師湯【温泉奉行所】

石見銀山が栄えた戦国時代や江戸期においては
銀の積出港として賑わいを見せていたのでしょうか。
そんな雰囲気漂わせる温泉通りを闊歩します。

温泉津温泉 薬師湯【温泉奉行所】

時間が止まっているのか〜?
旧街道、宿場町、そんな呼び名がふさわしい温泉津温泉街は、
完全に鄙びきった趣きある民家や旅館が軒を連ねています。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

まずはじめに訪れたのが『薬師湯
ここは日本温泉協会が認定した最高レベル『オール5』温泉として紹介され
その名を天下に知らしめた有名温泉ですね。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

湯上がり後、さらに海とは反対側南へ歩いて行くとありました『元湯温泉』。
コチラ共同浴場は地元泉らしい雰囲気を醸し出し、
古びたコンクリ造の平屋です。

建物前には少ないながら駐車場もありますね。
玄関前に掲げられた文字看板には『元湯温泉』『湯治の湯』『泉薬湯』
屋号が3つあるのか?どれが本来の呼び名なのか??

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

建物正面はコンクリ造なのに木造唐破風屋根があるユニークな浴舎。
昔ながらの番台風受付のお姉さんへ入湯料金を支払って奥へ。
柄入りガラスの嵌まった木製建具が田舎の実家を思い起こさせてくれる。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

脱衣場はひと昔前の銭湯空間で
巣箱状の脱衣箱とおまけ程度にカギの付いた木製ロッカーが少し。
貴重品は番台で預かってくれるので忘れず預けましょう。

地元色濃い共同浴場は
マイ洗面器やマイ入浴セットを置く専用の棚も設けられ
よそ者の温泉サムライも入浴には気を遣います。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

入浴準備を整え内湯引き戸をガラリと開けると、
一段下がった低い場所に変形湯船がひとつ鎮座しています。
天井が高く温泉から湧き上がる湯気もこもることなく快適である。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

湯船は中で2つに仕切られ、
右の小さな湯船が『あつい湯』、左が『ぬるい湯』と表示されている。
まずは左の『ぬるい湯』から入湯します。

強烈な析出物に覆われる湯船から桶で湯を掬い身体を清めます。
『うん?結構あついんじゃぁないか〜このお湯。』
湯船の縁で佇むおじさん達の熱い眼差しがこの湯をさらに熱くする。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

おーっ、結構熱いやん。
持参した温度計をかざせばなんと45.8度
観光客用に提供?されている『薬師湯』とはその浴感も異にしている。

塩分、鉄分、カルシウム分、炭酸を多く含む温泉津温泉は
この高温温泉の影響を受けて身体にたくさん成分を取り込んでくれるかのよう。
1分も浸かっていれば額は玉の汗に覆われて瞬時に身体の芯まで温まる。

サッパリとした浴感だが、
塩分を含むためマッタリとそしていつまでも身体は温かい。
冬場だとその効能もてきめんなんですが夏場はチョットのぼせそう。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

続いて『あつい湯』を調査します。
まずは湯船の端で佇むおじさんに聞き取り調査をしてみると…。
『あの〜、こっちの湯って熱いんですか?』

『入ってみれば分かるっ』
まっ、予想通りの回答に安堵した私は早速入湯体制を整えます。
おっとその前に温度計を湯に浮かべると…、

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

『やっぱり熱いやん』
いや〜ありましたな激熱温泉in温泉津温泉。
計った温度は48.3度と並の人間には入れない温度となっております。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

『観光客の一見さんはどちらの湯船にも入らず帰る人もいるよ』と、おじさんのつぶやき。
小さな湯船は左の湯船と若干色が違いわずかに青みを帯びている。
そこにチョロチョロと熱い源泉が注がれたこの湯船に気合いを入れて入湯です。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

首の付け根までゆっくり湯に沈めるが、
足の甲、足のすね、手の指がビリビリしびれるような熱さを感じます。
もう限界、15秒ほどの入湯ですが身体は茹で蛸のように真っ赤です。

地元の方の入湯方法を見てみると
足首から下と手首から先を湯船から出しているではありませんか。
反則技ではなく、どこかの本にこうしては入ると掲載されていたらしい。

温泉津温泉 元湯温泉【温泉奉行所】

激熱温泉マニアの方は是非お立ち寄りを。
脱衣場で気付いたのですが、
『松の湯』という貸切湯があるのでしょうか?

おっとっと、ゆっくりし過ぎて昼食を忘れてるっ。
帰り道に薬師湯隣にある『震湯カフェ内蔵丞(くらのじょう)』で
ランチも頂きました、後ほどご紹介させていただきますね。

温泉津温泉周辺でお泊りをお考えの方へ。
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おためしあれ。

温泉の場所 温泉津温泉 元湯温泉の地図【温泉奉行所】
温泉津温泉 元湯温泉の地図【温泉奉行所】


コメント ザ・共同浴場的なレトロな空間に完全かけ流しの激熱温泉がすばらしい。
温泉の泉質

源泉名:元湯温泉/泉質:ナトリウム・カルシウム一塩化物泉(低張性中性高温泉)/泉温49.6℃/自然湧出

適応性 慢性関節リウマチ・慢性筋肉リウマチ(特に腰痛)・神経痛、特に座骨神経痛・神経炎・創傷・痛風・尿酸素質・慢性皮膚病
営業時間
05:30〜20:20
年末年始の営業は要確認
料金
大人 300円
割引情報
入浴施設
男女別内湯1、貸切内風呂?
備品等 シャンプーなどなし、サウナなし、シャワーなし

連絡先

〒699-2501 
島根県大田市温泉津町温泉津ロ208-1
TEL:0855-65-2052
アクセス 公共機関:JR山陰本線 温泉津駅からタクシー5分、徒歩20分
車:山陰道江津ICより約20キロ
駐車場 数台あり(無料)
お気に入り度
塩素消毒臭度  012345 源泉かけ流し
公式HP ゆのつ元湯温泉HP
温泉情報
入湯日付 2014年7月30日(水)晴れ


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